琴石山
2018年11月21日
おべんとうの日。柳井市の琴石山に登った。
急な道。 大きい子たちは、涼しい顔であがっていく。 年少の子たちは、どうかしら。 なんせ、自分の足の長さよりも高い段があったりする。 ちさが、みんなから離れた。 わたしと、ほぼずっと、二人であがっていく。 ちさは、しゃべらない。みんなと離れて、さみしくて不安な気持ちなのではないかと、思った。 でも、そうじゃないのが、見てるとだんだんわかってくる。 ちさは、自分の中で、どこを持ってあがったらいいか、や、どういうふうに足を運んでいくのかを、考えながら、歩いている。 わたしが、さみしくないように、と、声をかけるのは、かえって邪魔をしてしまうと気付いた。 少し、余裕が出てくると、ちさは、自分から、たくさんお話を始めた。 お家でのこと、兄妹のこと、今日のお弁当のこと。。。。 ちさは、たくましい。 きっと、頑張ってる面は、いっぱいあるけど、心が強いな。といつも思う。 前からは、「こっちだよ〜」と、ときどき、先を行く子たちの声が聞こえる。 所々で、岩に登ったり、木に登って遊べるところで、追いついくと、やっぱりうれしそうな安堵した顔がうかがえる。 頂上に後ちょっとのところに、ももこがいて、大声で泣いている。 疲れちゃったよな。 わたしは、ももこに、「ありがとう!まってて、くれたんじゃ!」と、声をかけた。 ももこの気持ちとは、違ってたと思うけど、わたしは、ちさが、ももことゴールできるの、よかったね。と、思った。 ももこも、気を取り直して、ちさと、うれしそうに、ゴール。 さあ、おべんとうだ〜。 好きな場所、選んで。 今日は、お弁当作りをした子たちが、けっこういた。6人くらい。 てんこは、「よっこのたまごやきつくってくるから。」と言っていて、ほんとに作ってきてくれた。 ほのこも、「母ちゃんと作った卵焼き、一個食べて。」と。 うれしいおべんとうだったな。おいしい〜♪ わたしは、お礼に、柿を。 卵焼きたくさんだから、ほかのスタッフにも、シェアしようって思ってたら…てんこが、何やら動いてる・・・。近寄ってみたら、おにぎりが、ころがってる(@_@;)たまごやき、かえそうか・・・?「うん。」 いろいろありつつ、、、お弁当、終了〜。 少し、遊んだら、もう下山の時間。 帰りは、遊歩道の急階段。階段無くなってからの森の中は、ほぼ土の坂道を、滑り降りる。 帰りは、ちさのペースとおんなじ子は、ももこ、かおる、ともや、と三人増えて、にぎやかに。 やっぱり、上りよりも、下りの方が、大変なのだ。 でも、ごきげんだった。 今日も、また、よく歩いたなぁ。 帰りの車の中。てんこが、「去年は、てんこが、いちばんうしろだったなあ。」 ほのこが、「年少の時、ほのこが、さいごだったよね。」 しみじみ言っていた。 そして、小さい子たちをねぎらいたい気持ちも感じられたし、しっかり歩けるようになった今に、誇らしい気持ちもあるみたいな感じもした。 by よっこ |