こびとのおうちえん
山を越えて海へ
2018年12月12日
朝、今日やりたいことで、えいしんが、「あつおと海見に行く」と言った。
この一言が、おもしろい一日のスタートとなった。
この海というのは、11月の終わりの日、ひかる、えいしん、つむぎ、あらた、こうたが、ここから、歩いて山を越え、反対の柳井市の伊保庄の海に行った、あの海。
昔は、この辺の地区の人は、そこへ歩いて行ってたと、ここに住んでいたおじいちゃんから聞いたことがあり、いつか行ってみたいと思いながらも、この8年行ったことは、なかった。
それを、探検の日々のひかるが、いってみようと提案して、何と、たどり着いてしまった。
そんな、いきさつがある。
さて、えいしんの言葉を聞いて、心が動いたのが、いちだい、かんせい、るい、ひさと、つばめ、こうた。
あつおさんが、いってみるか!と言う。
わたしも、行きたい!
というわけで、出発。
年少のつばめ、るいも行くから、どこまでいけるか。
山の道を、最初は、どんどん登る。
上の道路に出る。ここまでは、みんな、経験済み。
そこから、今度は、麓に向かう道に。ここからは、未知。
麓に向かうといっても、一度、急斜面を下りたかと思えば、また、尾根を見つけて、登って、下りて、まだまだ、歩き続ける。
いやぁ、まさに探検。
そして、みんな、たくましくもあった。
行く前、あらたが、「いっぱいピンクのリボンがあるから、それが、目印やから。」と言ってた。
だから、それがあるのは、心強かった。
といっても、わたしは、あつおさんにお任せだったから、大して、心配もなく、だったけど。。。
でも、結構時間はかかってて、海が見えるころには、お昼になってた。
しかし、海が見えたときは、景色が最高にきれいで、感動だった。
不思議だったのは、こどもたちが、一度も、おなかすいた〜とか、のどかわいた〜とか、もう嫌になったとか、そういうのが、なかったこと。
きっと、おなかもすいていたろうし、長い道のり、疲れてもいたろうに。
それよりも、探検のワクワクがあったかな。
いや、つばめ、るいは、黙々と歩いてたのは、ついていくのに一生懸命で、もう声も出なかったか。
キクラゲが大量にあるのを見つけて、とったのは、楽しかった。
ひさとは、でっかいなめくじをみつけて、皆を呼んだ。
やっと、下の集落に下りて、みんな安心の顔。
そこから、海に行くまでに、聞いてた牧場があり、牛が、放牧されていて、しばし、見学。
うし!と興奮してしまった私は、そういえば、前回行ったメンバーが、山のことよりも、牛や海のことを、話してた気持ちがよくわかった(^_^;)
海は、今日は、見ただけで、迎えの車に乗りかえった。
所要時間、三時間。
帰ったら、もう、あと10分で、14時。
それから、お昼ご飯を頂いた。
すぐに、おかたづけになった。

残ったメンバーは、いつもとおなじように遊んで、ごはんも食べて、しかも、とても、穏やかに一日を送っていたようだ。

こんな一日もいいじゃないか。
えいしんの一言が、思いがけない冒険の時間をくれた。
わたしは、とっても、満たされた〜。
今度は、お弁当持って行って、ゆっくり遊んで帰りたい。

明日は、弥山だ〜

by  よっこ

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