こびとのおうちえん
稲刈り
2019年10月17日
いよいよ稲刈りの日になった。
一人ひとりがノコギリがまを手にして稲刈りをする。
小さくても大丈夫。
だけど、怪我をしないようにも、心を注ぐ。
きょねん、おととしと経験をしてる子達は、なかなかのカマさばき。
見てても、危なげない。
そして、どんどん刈って行く。
初めてのメンバーも、最初こそうまく行かないけど、やっていくうちに、刈ることができるようになる。
感動の瞬間だ。
今年の稲刈りは、稲が倒れていて、難易度は高かった。
それでも、みんな丁寧にやってくれて嬉しかった。
お母さんたちも何人か参加して、みんなが刈った稲を束にしてくくる作業を手伝ってくれて、助かった。
次々に刈られて並ぶ稲に、大忙し。
子どもたちの姿を見てもらうのも嬉しいし、静かに見守ってくれていてありがたかった。
ろくだいが、はりきって稲を刈る。
「ろくちゃん、やりたかったんよ〜。」と、笑う。
近くの子が刈るたびに、「はい、よっこ。」と渡してくれる。
受け取るのも、大忙しじゃ〜。
私は、ほぼ、小さい子達の手元を見ながらだったから、遠くにいた子は、しっかり見られなかったけど、やっぱり、みとやてんこは、サクサク手際よくやってたらしいし、とくに男の子たちは、迷路つくろうと、刈り進むのを楽しんでた。
ふと、ももこが、立ち止まってる。
どうしたの?疲れた?
「深呼吸しようと思って。そうしたら、また、パワーが出るでしょ。」
あつおさんが、ええこと言うなあ。と聞いていた。
概ね稲刈りがおわると、今度は、はぜかけのところに束ねた稲を運ぶ。
なんとも、よく動く子どもたち。
落穂拾いを、ほのかが、最後までやってたな。
ほのかは、こんなのが好きなんだね。
なかには、あんまり興味のない子もいるけれど、まあ、それでも、ホントは、十分。
今年も、いい景色だった。
お疲れさま。ありがとう。一緒にやれて嬉しいよ。
黒米と、赤米。食べられるのが楽しみね。

午後、けいどろ。ともや、かおる、ももこ、ちさ、ろくだい、るい。
よく走る!とにかく楽しい。
みんなが、力出し切ってる。
ばななおに、こおりおにもした。
「けいどろ、楽しい。」
いま、かおるも、はまってる。
かおる、ともやは、裸足のほうが早いと言って、いつも裸足で走る。
ももこは、ひとりけい(一人で、鬼になる。大変。)を楽しんでて、すごく追いかけるのが早くなってきた!
ちさは、捕まった子を助けに行くのがうまくなってきた。失敗しながら、コツを掴んでいく。るいも、裸足で走ってた!(これも、新しい。るいは、よごれるのがにがてなほうだ。)あ〜、しあわせけいどろ。
けいどろ。これ、やるメンバーによっては、うまく行かないこともしばしば。勝ち負けにこだわったり、自分が不利になるのを最初から避けようとすると、もうとたんに遊びとしては、面白くないばかりでなく、だんだんしぼんでいく。
けいどろの楽しさや面白さを知るためには、そこから、自由になる必要があるのだ。それは、本人にしかできない。

by よっこ

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