こびとのおうちえん
全部、あげる
2020年12月7日
先週のはじめに、みんなで久しぶりに赤子山に行った。
たける、ろくだい、つばめ、びーばーたちは、去年、いっぱい冬いちごがあったポイントへ行き、そこから、おりていった。
そのポイントには、めちゃくちゃいっぱい冬いちごがあって、まるで、いちごのベッドみたいなんだ。と、教えてくれた。
つばめが、「よっこ、連れていきたい。」と言ってたらしい。
それが、嬉しいなと思ったのと、どんな場所なのかも興味があったので、今日、行きたい。と、ミーティングで言ってみた。
そしたら、ろくだいと、つばめが、いいよ〜!と言って、案内役をかって出てくれた。
そして、こないだ行ったびーばー、さらに、みらいも行きたい。と。
この4人と一緒に、いざ。
たくさん、冬いちごあるらしいから、今日は、タッパーを持っていこう。
ビニール袋だと、帰るまでに、ぐちゃぐちゃになりそう。(経験済み゜^_^;)
びーばー以外は、みんな、ジャム作りがしたい。
びーばーは、いっぱい食べるぞ〜と、はりきっている。
大きい入れ物を、よっことつばめが、中くらいの入れ物を、ろくだいが、小さい入れ物をみらいが。それぞれ、自分で丁度いい入れ物を持っていく。
前回は、風が強かったけど、今日は、穏やかなお天気。
てっぺんは、山茶花の花びらが、ジュータンみたいになって落ちていた。
さて、案内されていってみたら、私が、そこに来るのは、もう何年ぶりか。
来てない間に、がらっと、様が変わっていた。
前は、もっと、木に囲まれた森だったのに、見通しの良い、よく日の当たる場所になっていた。びっくり。
そして、その一体に冬いちごがたくさん!!!ここかあ〜。
さっそく、斜面に上がって取り始めた。
けっこう、足元は、悪いし、茨や、冬いちごの葉っぱのトゲトゲが、チクチクして、取るの大変。
でも、みんな、そんなことは、お構いなしに、夢中になって取っていた。
あ、びーばーは、たべるのに夢中。
わたしも、夢中だった。
時々、「いててて。。。。」と、声が出てしまう。
他のメンバーも一緒だ。
あとは、黙々と、そして、時間がすぎる。
え〜!もう、こんな時間か。帰らなきゃだな、と、一瞬思うのだけど、ねえねえ、まだ、取りたい?と、みんなに聞いてみたら、「うん!」
じゃ、もう、お昼の音楽かかるまでやって、それから、帰ろう。
遅れるから、先に、食べてて、と、キッチンスタッフに連絡を入れた。
そして、ラストスパート。
たくさん、取れた〜。うれしいな〜。
フッ、フッ、やったね。
みんな、満足。
帰って、みんなに見せたら、びっくりしてた。
そして、気づけば、みんな、どっかに傷ができてる。

遅れて、ご飯を食べていたら、てらこやTの父Oちゃんが、「よっこ、誕生日プレゼント。」と言って、釣ってきたハマチを持ってきてくれた。
びっくり!
そして、きれいに捌いてくれた。
明日は、お刺身だ〜。明後日は、ぶり大根♪
ごちそう、ありがとう。みんなでいただきます!
Oちゃんが、包丁を研ぐところから、さばくところまで、びーばーは、ずっと、そばで見ていた。

さて、話は、翌日に。朝、みらいの母Kちゃんが、これ、みらいが、よっこにあげたいって。と言って、ジャムの瓶を差し出した。
これって、昨日のふゆいちごの。。。。
おうちに帰って、すぐジャム作ったそう。
昨日取った分、全部を、あげる。って。
味見だけして、瓶に詰めて、持ってきてくれた。
みらいが、どんだけ頑張って取ったか知ってるだけに、びっくりしたし、なんだかすごい愛されてるんだなあ。と思って、じ〜んとした。
すごいなあ〜、ラブだ〜。
わたしも、じゃあ、私が、作った分を、みらいとKちゃんに食べてもらおう。
みらいの瞬発力には、到底かなわず、わたしが、作って渡したのは、何日か経ってだった。


今年は、3回も、あの、甘酸っぱい香りの中で、鍋をかき混ぜる時間が持てた。

by  よっこ

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