こびとのおうちえん
14年目の春
2023年4月6日
昨日、小雨の降る中、今年度がスタートした。
いつもどおりお餅つきをしてお祝いした。
14年目が始まった。
なんとかなる、いいようになる。そう思えているから、雨が降っても心がソワソワしなかった。
今までいた子たちは、確実にこの場を作る中心になり、また、新しい子達は、新鮮な風になってさらにこの場を盛り立ててくれそうだ。
新しく入ったメンバーは、年長のしお、年少のゆずき、けいご、さゆき、かほ、ちほ、きょうの7名。
メンバーの半分が新しくなった。
そして、さっそく今日から通常の一日。
モーニングミーティングは、みんな、もうぴょんぴょんとんでいる。
ジャンプの歌を歌ってとんで。
今日は、午前中は、ガリよしの岩までおさんぽ。タケノコ掘りも兼ねて。
わたしは、最後をかほ(小)、ちほと歩いた。出発するとき、2人が手をつないでいて可愛らしかった。
最初から、坂道だからどうかなと思ったし、今まであんまり歩いてないだろうからどうかなとおもったけど、ゆっくりゆっくりでも、ちゃんと自分の足で歩いた。
かいとは、道にあるたけのこを掘っている。
みんなは、オドリコソウやイタドリを取りながら歩いている。
たけのこの場所についたら、かいと、しょうま、かほは、真剣にたけのこをほっている。
ここの土がなぜか今年はめちゃくちゃ硬くて、去年よりも掘りにくい。
だけど、ずっと、丁寧にやっていた。
そして、一本やったらもういいかではなくて、また新たなのを探してほっていた。
ああ、大変なんだけど、掘るのが楽しいんだな。
他の子は竹に乗って遊んだり、イノシシの骨?や動物のフンを見つけて観察したり。
少し薄暗い林の中。
だから、ゆずきやきょうは、ちょっと怖い気持ちもあったみたい。
たけのこ掘ってない子で先に進んでいった。
長い虎杖を取って剣にして遊んでたら、きょうが、面白がって、「もっと、やって〜」と言う。
けいごは、掃除機だと言って動かしていた。
おひるごはん。
年長になったかほ、しょうま、かいとは、お汁運びのお手伝い。
なんだか、スムーズであっという間に並べている。
みんな、いい感じで食べた。
お母さんを思い出す時間だからどうかなと思ったけど、大丈夫だった(*^^*)
ゆずきは、おかわりもしている。
お昼からは、あっきー、けいご、きょう、しお、かほ(大)、しょうまが、けいどろ。
3対3でやったみたい。
あんまり長くは続かなくて、けいごが、「山の広場に行きたい。」と言ったので、その後、山の広場へ。
きょうは、手をつくのが嫌だから、時間がかかったみたい。
かほは、焚き火がしたいから自分で取ってくる!と言って、マッチを取りに戻ってきてた。
そして、薪を組んで焚き火にチャレンジしたけど、昨日の雨で湿っていたのとマッチが少なかったので、火がつかなくて、また来たときだね。と、薪を組んだまま帰ってきた。
お庭では、おままごとや砂遊び。
ふう、さゆきがお料理作ったり、箱を並べて冷蔵庫を作ったりしてる。
4段に積んでいたら、風で一番上が落っこちてびっくり。
さゆきがあわてて、3段目の箱を抑えていた。
なんかのせておこうと言って、風対策している。
ゆずきは、車に砂を積んでいる。
かほ(小)、ちほは、おたまでお砂をすくって器に移してる。
よく遊んでるなあ。
かいとは、よしみさんとたけのこを茹でている。
火の番をしている。
吹竹を吹いていたら、ゆずきもそれがしたいと行って近くに行っていた。
山の広場のメンバーが降りてきた。
風がいっぱい吹いているからとあっきーが、ビニールの風呂敷を出して、マントにして、風の中をしお、しょうま、きょうたちと走っていた。
かほ(小)は、お部屋でお絵描きもした。
大きな紙に何枚も描いた。「もん」と、「ちゃん」の絵。
ドラえもんとドラミちゃんのこと。
ゆずき、けいごは、楽器を出して、遊んでいた。

初日。
どうなるかなと思っていたけど、想像以上に穏やかで落ち着いていたなあと思う。(もちろん、泣いたり、もたくさんしているけれど、それもひっくるめて、なんだろうな、子どもたちの大丈夫を感じる。)
自分の心に余裕があるのも感じている。
心を集中して臨んでいるから、くたくたにはなるけど、でも、なんだか、この新しい日々に、わたしは、もう夢中なんだなとも思う。
うれしいことだ。
また、愛しい人が増えていく。


by  よっこ

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