半農半菓
暦のワークショップ
2008年2月10日
地球暦
地球暦
9日、我が家で暦のワークショップが行われました。
先日紹介した冨田貴史くんを招いての昼夜2回。
定員20名のところを定員を超えて集まってくれた方たちで、昼も夜もせまい我が家が埋まりました。
同じ場を共有してくださったみなさん、ありがとう(^^)

彼の豊富な知識と想いにひっぱられて、あっという間の2時間半。
昼と夜では、半分くらい話の内容が違っていました。
どっちもそれぞれよかったのですが、僕は特に昼の部の話がよかったなあ。
おかげで、今まで断片的だった旧暦、マヤ暦、13の暦、のことが、知識としてでなく自分の中でつながって、時間や暦を新しい感覚でとらえるきっかけをもらいました。

特に心に留まっているものを簡単に書き連ねると、
暦も時間も、絶対的なものでなく、あくまで今を知るためのツール。
どんなツールを使うかも自由だし、自分なりの暦を作ることだってできる。
僕らが日ごろ使っているものの中には、それがどういう経過で、何のために使われているのかを考えもせず、従属的に与えられたものをただ無意識に使っているものがたくさんある。
暦や時間もそのひとつ。
暦や時間と意識的に向き合うことで、自分の時間をとりもどす。
自分の中心にかえる。
そしてそれをきっかけとして、生きることすべてを主体的な意識的なものに変えていこう。
そんなメッセージを、全体に感じました。
意識的に生きること、
中心にかえること、
思い込みをはずすこと、
僕がこのブログで書いていきたい本筋ばっかじゃないですか。
なんか、うれしかったなあ。

無意識から目を覚ますきっかけとして、
新暦(グレゴリオ暦)のできた歴史背景、
旧暦の成り立ちと意味、
13の暦などの、他の暦の簡単な説明をしてくれました。
これがまたすごくわかりやすかった。

特に印象に残ったというか自分の腹に落ちたことは、
時間と空間はひとつだということ。
これは知識としては知ってたつもりだったけど、
彼の話で、このことが体の中に入ってきました。

地球の上に僕が立つ。
地球の周りを月がまわり、
地球は太陽の周りをまわっている。
でもその太陽もさらに大きな系の中をまわっていて、
その銀河系もさらに大きな渦の中をまわっている。
つまり、時間が進んでいるのではなく、僕らはこの宇宙の中を螺旋を描きながら進んでる。
暦や時間とは、実はこの宇宙の中での自分の今いる場所の座標なんだということ。

「今はいつ」と「ここはどこ」とは実は一緒のことを言ってたんだ。
もっといえば、「私はだれ」も同じこと。

これを聞いたとたん、宇宙の中を螺旋を描いて進む僕が見えました。
カレンダーという平面的、観念的なものが、いきなり立体的、いやもっと次元の高いものに変わりました。
不思議な感覚です。
それ以降、カレンダーを見ても、宇宙に見えるようになりました。
ははは・・・(^^;)

暦は自分の位置を知るためのツール、ものさし。
いろんなものさしがあるみたいだけど、
29、31、30と不規則に変わるものさしは、確かに超不自然。
でもほとんどの人がグレゴリオ暦を使っている今、話をあわすのに、同じものさしじゃないと不便なんで、これからもグレゴリオ暦も使っていきますが、今までとは違った向き合い方ができそうです。

そしてもうひとつ。
時間は、つまり僕らは、円ではなく、螺旋に進んでるということ。
昨日と同じ午前3時ではなく、去年と同じ2月10日ではなく。
同じところを繰り返してるのではなく、そう見えてプラス一歩前に進んだところでの循環。
どのような今に見えたとしても、
僕らは間違いなく昨日よりも今日、前に進んでいるのです。
心に留めておきたいこと。

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