半農半菓
フェアトレードまつり
2008年11月1日
空想民族音楽サヤンのコンサートも
空想民族音楽サヤンのコンサートも
岩国で開かれたフェアトレードまつり。
ちょっとだけ、話をしに行ってきた。

頼まれたのは、フェアトレードの話を30分。
時間オーバーしてもいいし、それ以外の話をしてもいいということだったので、
様子を見ながらと思っていたが、部屋も満杯で、聞く気満々みたいだったので、つい、
フェアトレードの話10分、あとは半農半Xの暮らしを1時間、思いっきりオーバーして話してしまった。
でも、よかったみたい。
みんなの顔でわかる。

実際、フェアトレードというのは、今の世界の中で、より公平さをつくるために一つの手段ではあるけれど、
僕が話したいのは、もっと根本的なところからの解決。
そして、ほんとは、半農という暮らし方だって、表面的な一手段にすぎない。

もっと問題の根本をみんなと考えていくためには、
やっぱ2時間もらっても足りない。

ちょうど今回のイベントを主催、協賛しているのは
岩国の基地問題を考えている人たち、
上関の原発問題を考えている人たち、
子どもたちの育つ場を考えている人たち。
フェアトレードのことを考えている人たち、だった。

でも実は、それらを含めてすべての問題の底にからんでくるのは、
「お金」。
それを利用した支配と搾取のシステム。
そして、そこから真に自由になるためには、
僕ら個人個人が、自分たちの本当の力を思い出し、目覚めていくしかない、と思ってる。

いつも、講演のテーマとしていただくのは、
国際協力のことだったり、食のことだったり、環境問題のことだったり、ライフスタイルのことだったり。
それぞれ大切な問題で、考えていきたい話なんだけど、
僕のほんとに話したい話は、その奥にある。
限られた時間とテーマの中で、そこまで話を持っていけるように、
もっと場数を踏んでいこう。

次は6日、島根にて、「食」をテーマに。

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