斑点米
2009年6月25日
うちの田は、いろんなところにあるのですが、
そのうちのひとつの地域で、農薬のヘリコプター散布が決まりました。 「大下さんのところは参加しないだろうけど、地域のすべての田の了承がいるので」 と、地域のまとめ役の人が訪ねてきました。 地域の何割かの人が参加するようです。 時折見かけたことのあるラジコンヘリでの農薬散布。 よその農業地帯の光景かと思ってたけど・・・。 ちょうどそんなタイミングに、 知人から送ってきた斑点米アンケートなるもの。 興味のある人はぜひご協力ください。 そういえば、僕の知人の有機農家の人が、 「カメムシの斑点米が何粒も入ってるということで、農協の検査で3等米に格付けされ、 30キロが5千円にもならんかった。 やっとられん。」 と、ぼやいてたのを思い出す。 (以下、斑点米アンケートについて転載) 米の検査における着色粒(カメムシ斑点米)関するアンケート 最近ミツバチの大量死や赤とんぼの減少が問題になっています。ミツバチの大量死 の理由はまだわかっていませんが、原因として疑われているのが水稲のカメムシ防除 のために散布されているネオニコチノイド系農薬などがあります。 色彩選別機で取り除かれた米 カメムシ防除の農薬は発生面積のおよそ3倍の量が散 布されていますが、このように大量に散布されるのは、農家が出荷するとき受ける米 の検査で、カメムシによる斑点米などの着色粒が1000粒に1粒ならば一等米、 2〜3粒混じれば二等米に等級が下げられてしまうからです(一等米と二等米では6 0kgあたり約1000円の価格差)。カメムシに汁液を吸われた米粒には黒い斑点が 残りますが、食べても安全性にはまったく問題はありません。見かけの問題でしかな い斑点米ですが、色彩選別機で除くことができ、そのうえ精米すれば消えてしまうも のです。消費者が購入する段階では斑点米の等級の違いは意味がなくなっています。 私たちは農家に農薬散布を強いて環境汚染を招いている斑点米規格を米の検査から削 除するよう求めているところです。 そこで米生産農家のみなさま、消費者のみなさまのご意見を知りたく、アンケート を実施することにしました。(アンケート締め切り:2009年6月末日) ご協力のほど、お願い申し上げます。 アンケート締め切りは2009年6月末日です。 2009年4月20日 ● 生産者のみなさんへのアンケート http://kagakubu.net/rice/enq0904-a.html ● 消費者のみなさんへのアンケート http://kagakubu.net/rice/enq0904-b.html 「米の検査規格の見直しを求める会」 <賛同団体> 6月11日現在 生き物共生農業を進める会・提携米研究会・日本不耕起栽培普及会・主婦連合会・日 本消費者連盟・日本有機農業研究会・ネットワーク農縁・反農薬東京グループ・日本 消費者連盟関西グループ・全日本農民組合連合会・お米の勉強会・各務原ワーク ショップ・日本雁を保護する会・食政策センタービジョン21 問合先:「米の検査規格の見直しを求める会」 |