おいしいお店 〜アラスカ〜
2009年7月30日
懐かしいお店に行った。
徳山の地下街、テアトル18番街にあるキッチン「アラスカ」。 今も古くからのファンの多い洋食の老舗だ。 僕が15、16、17の頃バイトしてたところだ。 甘栗の屋台しかバイトをしたことのなかった僕に、いろいろなことのイロハを教えてもらったところ。 接客、掃除、片付け、・・・。 今、自分が店を持ち、スタッフを抱える立場になり、 これまでいろんなところで働いた経験がいいも悪いも影響する。 自分がいやだったことは、みんなには味わわせたくないし、 自分がよかったなと思えた接し方で、働いてくれてる人たちと接したい。 その点、ここアラスカでもとてもいい宝を知らず知らずいただいてたんだなあと、あらためて思う。 いつもわが子のようにやさしく接してくれたマスター。 いつも笑顔の絶えなかったママさん。 自分が今、若い子たちと向き合うとき、 ああ、こんなとき、マスターはこんなものの言い方をしてたなあ、 ママはこんな言い方をしてたなあ。 そのおかげで、僕はそれをすんなり受け止めれたなあ。 そんな記憶が、僕によりベターな自分を選ばせる。 そして、そのときの経験の記憶がきっと、またその子の将来のどこかで、また次の出来事を生んでいくのだろう。 人の人生も、世界も、そのようなほんの小さな関わりと出来事の積み重ねでしかない。 懐かしいエビピラフを食べながら、そんなことを思う。 15の時、毎朝磨いた柱は、今も輝いていた。 毎晩磨いたレンジ台は、ますます年を重ねた輝きを増していた。 あれから25年、変わらぬマスター、ママさん、パートのおばちゃんの姿が、カウンターの向こうにある。 変わったのは、当時小さかった娘のHちゃんが、立派になって、切り盛りしてるところくらい。 タイムトリップ・・・ 変らず続ける。 いつもそこにある。 なんの変哲もない当り前のことが、 人にあたえる影響と安らぎを、あらためて思います。 そして ランチ、ピラフ、ドライカレー、 昔から変わらない美味しさがそこにあります。 ホームページは http://www.alaska55.com/ |