「山口県在住の母親たち」の申し入れ
2009年9月20日
今回の埋め立て工事のことと、原発計画そのものについて、
有志の母親たちが県に申し入れに行きます。 一緒に申し入れに行っていただける方はぜひ! 以下、転送。 下松の吉岡すみれです。 「山口県在住の母親たち」ということで、県に申し入れ(お願い)に行くことになり ました 人数が増えても大丈夫だそうですので、一緒に行きたい方がおられましたら、 または0833-44-8516までご連絡ください。 申し入れ書の内容です。 「申し入れ書 上関原発計画、そしてそれに関わる埋め立て工事についてお願いがあります。 わたしたちは、小さな子供を持つ母親です。 山口県の豊かな自然が大好きで、これからもずっと住みたいと思っています。 子供たちが安心して遊び、暮らせる環境があること、それこそがわたしたちの一番の 願いです。 子どもたちの未来のために、私たち大人ができることは何でもしてやりたいという思 いで日々過ごしています。 中国電力による原発計画は、28年前から現地の上関町や祝島の方々の反対により、 予定が進まず、このままできないものと安心していました。 ところが、去年になって急に計画が進められ、不安に思っています。 原発のこと、現地のことを知れば知るほど、この計画が無理なものに思われてきま す。 現在、上関町のみが原子力発電所の是非について、問われていますが、原発の影響 は、広範囲に及びます。 山口県民、また近隣の県の方たちの思い、考えも尊重されるべきではないでしょう か。 予定地は、活断層もあり、埋め立てする場所は砂地です。 豊かな自然が残っていて、希少動植物も数多く生息し、古い遺跡もあると聞きます。 しかし、ニュースを見る限りでは詳細調査が十分に行われているとは思えません。 先日、民間団体が発見した野鳥については調査さえされずに埋め立て工事に着工しよ うとしています。 また、瀬戸内海は、四国や九州など陸に囲まれた海のため、海水の入れ替わりが少な いため、温排水による温度の上昇や放射能の蓄積も他の地域にある原発と比べて、影 響(被害)が大きいと聞きます。 なぜ、そんな所に原発を建てようとするのでしょうか。 わたしたちが子供に見せたいのは、原発ではなく、そのままの自然です。 原発のない海で遊ばせたいと思っています。 放射能や高圧の電磁波を恐れず暮らしたいと思っています。 そして事故が起きる可能性は0ではありません。 日々、不安をかかえながら生活するのは嫌です。 近隣の住民でさえ、万が一の時の避難方法さえ聞かされていません。 炉心がまだ決まっていないからだそうですが、炉心の設置許可さえ下りていない原発 に、埋め立て許可を出されたのは、早すぎたのではないでしょうか。 埋め立て申請の許可を取り下げ、原子力発電所の計画を白紙に戻し、知事が提唱され ている、安全安心で住み良い山口県に向けて、新たな方向性をぜひ示して下さるよう お願いします。 今では、太陽光発電などの自然エネルギーの技術も発展してきています。 多くの人が安心に暮らせるための選択肢は、たくさん用意されています。 原子力発電所に頼らない、県政を! 安全 安心で住み良い山口を目指している知事に 最良の判断を求めます。 どうか、埋め立て許可の取り消しと、原発計画の見直しをお願いします。 山口県在住の母親たち」 |