賛同連名募集
2009年10月9日
今日も田名の海はおだやかに平和でした。
カヤックの上で一日ぷかぷか浮かんでました。 Nくんがケーナを吹けば、 Mくんがオカリナを吹いて、 向こうのカヤックからはディジュリドゥの音色・・・。 のどかな水上演奏会。 丘では昼からマウンテンマウスのまーしーがゲリラライブしてました。(させられてた?) 魚たちがとび跳ね、 小さな海鳥たちの群れが頭上をかすめ飛び、 今日ものどかな時間が流れていきました。 先日、県に申し入れに行ったすみれちゃんが、 今度は中電本社に申し入れに行きます。 申し入れに賛同してくださる方は、ぜひ連絡してあげてくださいね。 *****以下、転送転載大歓迎!***** 近隣に住む子育て中の母親たちが中心となって、下記のような内容で、10月20日、中国電力に申し入れに行くことになりました。 つきましては、申し入れ書に対する賛同連名を募集したいと思います。 賛同してくださる方は、10月15日までに、世話人(吉岡) まで、ご住所とお名前をメールしてくださいますよう、お願いいたします。 また前回は、思いがけず300人近い、多くの方の賛同をいただき、心より感謝しております。 (以下、申し入れ書) 中国電力株式会社御中 上関原発計画についての申し入れ 2009年10月20日 未来につながる生命(いのち)を育てる会 世話人 吉岡すみれ 上関原発計画、そしてそれに関わる埋め立て工事についてお願いがあります。 わたしたちは、子育て中の母親を中心とした、未来につながる生命にとって大切な環境を守っていきたいと思う市民です。わたしたちの子供たちだけでなく、未来の子供たちが安心して遊び、暮らせる環境があること、それこそがわたしたちの一番の願いです。 わたしたちは、子供のころから電気のある暮らしを享受してきた世代ですが、現在は環境のことを真剣に考えていかなければいけない現実に直面しています。子供や孫など先の世代のことを考えると、電力や自然環境のことも、人任せにせず、自分のこととして考えていかなければならないと思うようになりました。 貴社による原発計画は、27年前から祝島や近隣住民などの反対により、予定が進まず、このままできないものと安心していました。ところが、去年になって急に計画が進められ、また、貴社による埋め立て工事に関わる住民との対立に、不安や不信感が高まり、心を痛めています。反対派の住民や、希少動植物を含めた予定地の環境の中で生命を育む存在は、会社にとって邪魔な存在というような姿勢、わたしたちの暮らしや環境を誠実に考えていないかのようにみえる態度に、わたしたちは悲しい思いをしています。 わたしたちは、下記のことを不安や疑問、希望として思っています。 (原子力発電所についての上関町以外の近隣住民の意向) 現在、上関町のみが原子力発電所の是非について、問われていますが、原発の影響は、広範囲に及びます。 稼働中、排気筒と排水口から出る放射能や薬物は微量であると言われるかもしれませんが、原発近くの海域で魚などの大量死や、奇形が見られるという話はよく聞きます。 また、原子力発電は、原子炉で作られた熱の2/3も海に捨てられるそうですが、たとえ発電時にCO2を出さないとしても、地球温暖化を助長するのには変わりがないと思われます。 さらに、各地の原子力発電所は、度々、トラブルが見つかり、その度に放射能が漏れだしていることもしばしばです。また、今後起こりうる地震の規模は予測がつきません。 わたしたちの毎日の食卓には、農作物や海産物・畜産物などの食材を使った食べ物が並びます。地産地消を唱えられている今、地元の食材を使うことが多いのです。それなのに、原子力発電所が近隣にできることになれば、放射能で汚染された可能性のある食材を食べ続け、内部被ばくする可能性があるという不安を、常に抱えることになります。いくら、事業者である貴社から人体や環境への影響はない、杞憂であると言われても、何の保証もありませんし、放射能は蓄積され続けるものであり、不安が払しょくされることはありません。 予定地は豊かな自然に恵まれた、活断層のある地盤の弱い入江であり、原発のこと、現地のことを知れば知るほど、この計画は、わたしたちにとって、利益より環境や人体・農業・漁業・観光・経済などに与えるダメージの方が大きいものと思われてきます。 (子供や妊婦の健康被害:小児ガンや小児白血病について) 原発周辺の子供は、ガンや白血病にかかりやすいとききます。 ドイツ政府の行なった研究により、原発の立地周辺で5歳以下の子どもが白血病にかかるリスクは、原発と居住地の距離が近いほど増加することを、はじめて科学的に立証したものとなったそうです。 また、アメリカの研究機関の発表では、原子炉閉鎖で乳児死亡率が最大で54・1%も激減したそうです。 そして、万が一、事故が起こった場合、放射線の被害をもっとも敏感に受けるのは、幼い子供や妊婦であり、原発のある地域では、事故時に被ばくした子供が甲状腺がんになるのを防ぐため、事故直後に服用するヨウ素剤という薬が配備されるそうです。(しかし、そのことは上関原発予定地の近隣に住む住民の間でも、あまり知られていません。) わたしたちはそんなリスクを、原発が稼働する50年間、子供たちに背負わせたくありません。 わたしたちが子供のために望む環境は、原発のない、そのままの自然です。 (自然エネルギーへの転換) 今では、様々な自然エネルギーの技術が存在します。貴社は、日本は資源がないと宣伝しておられますが、自然エネルギーに恵まれているのではないでしょうか。太陽光・風力・水力・地熱など、様々な自然エネルギーを利用した発電方法があり、その土地の持つ特色にあった、なおかつ、その土地の環境を極力壊さない発電をわたしたちは望んでいます。 例えば周りを海に囲まれたデンマークでは、洋上風力が盛んです。豊富な川の水があるブータンでは、ダム型でない小型水力発電により、電力不足に悩むインドへ売電するほどだそうです。地震が多く自然に恵まれた日本には、原発でない、日本に適した他の発電方法が求められていると思われます。 (今回のブイの設置について) 貴社は10月7日午前7時に、別の港に用意しておいたブイを2基、予定地沖に設置し、海の埋め立て工事に着手したと発表しておられます。中電上関原子力発電所準備事務所は「作業を安全かつ確実に進めるため、今回の手法を取った」と説明されています。 その行動や説明からは、住民の意思より作業優先の考えがはっきりと示されていて、住民の理解を求めている姿勢であるとはとてもいえません。今回の一件は、正当性を疑われても仕方のない行為だと各社の報道を見て思いました。 話し合いの場がもたれないままの、突然の計画的な作業の仕方に、わたしたちは貴社がなぜそんなことを決行されたのが、まだ信じられない思いで衝撃を受けています。 わたしたちはこれ以上、この上関原発問題で心を傷つけられる人が増え、貴社と住民との間に対立の溝が深まることを望みません。禍根が残らぬよう、一日も早い、話し合いの場をお願いします。 以上 以下に、要望と質問事項をまとめました。 ・田名埠頭での夜間の作業は、一刻も早く中止し、せめて本来、周知されていた日の出から日の入りに変更してください。 ・2008年10月に県知事より出された「上関原子力発電所計画への適切な対応について(要請)」という文書に「事業者においては、特に原子力発電所の安全性、信頼性の確保ということを大前提に、上関原電計画について、地元はもとより、県民の理解を得るための努力をつくすこと。」という文言があります。もっと、住民の理解を得るために努力が必要なのではないでしょうか? ・理解を求める上で、今後、貴社と祝島などの人たちが話し合う場が必要になると思われますが、具体的にどういう形で実現されるおつもりでしょうか? ・どうか、会社の利益だけでなく、人としての道義も大切にしてください。 ・わたしたちはこれ以上、対立が続くのを望んでいません。どうか、人道的な対話をお願いします。 ・山口県民、また近隣の県の住民の思い、考えも尊重されるべきではないでしょうか? ・原発の危険性についても近隣の住民への説明をお願いします。わたしたちは、一方的に原発を美化しない、公正な宣伝・広告も求めています。 ・もし貴社がおっしゃるように原発が安全なのであれば、なぜ電力を多く使う都会に作らないのですか? ・原発が安全であり、人体や環境などへの影響が軽微であるということが本当であれば、なぜ、125億5千万円という多額の漁業補償契約が必要だったのですか? ・排気筒は150mもの高さがあるそうですが、なぜ、そんな高さが必要なのでしょうか? ・排気筒と排水口から空と海に出た放射能は、大地と海に蓄積されていくのではないでしょうか? ・わたしたちが食べるものが、放射能に汚染されていた場合、内部被ばくする可能性があるのではないでしょうか?風評被害の恐れはありませんか? ・子供たちが小児白血病と小児がんになる可能性について。 ・わたしたちは、消費者として、原子力発電による電力でなく、自然エネルギーによる電力を求めています。 以上 |