半農半菓
おうちえんリフォーム 石を組む
2010年2月6日
今回のトイレは、浄化槽式にすることにした。
トイレから浄化槽まで20メートル。
途中、上の段に上がる石垣の坂道をくずして、パイプを埋め込む。

そして、石垣を組み直す。

石には顔がある。
二つと同じ物のない大小さまざまな石。
顔を表にして、
座り具合、
隣の石とのはまり具合、
石垣の角度、
天場のラインのそろい具合、
いろんなことを考慮して、石を選ぶ。

次に入れるスペースを頭にインプットしたら、
石の群れの中から、これだと思うものを見つける。
ほとんど、瞬間、右脳、直観の世界。
立体のパズル。

特に一番上の段になってくると、天の高さは決まってくるし、
残りの石も少なくなってくるし、
なかなか合う石を見つけられなくなる。
おもしろいことに、
なかなかないなあと思ってるとなかなか見つからない。
いや、この中に絶対合う石はある、と思い込む。
そうすると、すっと一つの石が目に飛び込んでくる。
ここだよって、石が言ってるかのように、浮かび上がる。

ピタッとはまると、自画自賛。
一人ほくそ笑む。

石と石の間に、小さな石を打ち込み楔とする。
後ろ側を土で固める。

そうやってひとつ一つと積み重ねていく。
時間のかかる作業。

だけど、千年先にも残ってる可能性のあるのもまた石組み。
腰はずたずただけど、達成感もまた格別(^^)

夕刻、出来栄えを一人眺めながら、ご満悦。

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