半農半菓
未来につながる生命(いのち)のために
2011年4月3日
いまだ予断を許さない状態が続いている福島原発。
復旧作業の長期化は免れそうにありません。
被爆しながらの作業。
汚されていく空と海と大地。
住み慣れた土地を、当たり前の日々の営みを奪われた悲しみ。
周辺の人々の、子どもをもつ親たちの不安。
それらはいったい、いつまで続けなければならないのでしょうか。

いろんな人たちが、警鐘を鳴らし続けてきたことが起こってしまいました。
たくさんの人たちが、今度こそ気がついたでしょう。
原子力を扱うことのリスクの大きさを。
「人」の扱うものに、絶対なんてないということを。
僕ら人類は、原子力を扱えるレベルには、到底ないのです。
まして地震国の日本に原発を何十基もつくるなど。

母親たちが動き始めました。
今まで声を出さなかった人たちが、声を出そうとし始めました。
その声を、見える形に集めようとし始めました。

お母さんたちが、4月27日、山口県庁前に集まって、申し入れに行きます。
たくさんの人達の声を拾いましょう。
たくさんの人達で、県庁前を埋め尽くしましょう。
子どもたちと遊びましょう。

お知り合いの方に、できるだけ伝えていただけると嬉しいです。

被災し、困難に立ち向かっている人たちのためにも、
もう二度とこんなことを起こさせないためにも、
どうか、それぞれの人の出来ることを、
出来る力を、
今こそ最大限に合わせていかんことを。

以下、転載歓迎です。


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4月27日(水)11:00〜
「未来につながる生命(いのち)を育てる会」で、山口県へ申入れに行くことになりました。
今回は、賛同人を募ります。対象は、山口県・広島県にお住いの子育て中の母親と16歳以上の女性です。
同じ思いの方は、賛同をお願いします。
ご賛同いただける方は、お住まいの市町名とお名前(漢字)をメールにてお知らせ下さい。
 (例) 周南市  原 真紀 ←これでOK!!
 メールアドレス  
申入れに一緒に行きたい方も合わせて募集しています。
申入れに同行希望の方は、その旨と連絡先をメールにて、お知らせ下さい。
対象でない方も、お知り合いの方へ賛同の呼びかけをお願いします。

以下 申入れ文です。
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山口県知事 二井関成 様

                           共同代表  原 真紀  ・吉岡 すみれ
                                 大下 理恵子・村岡 眞由美
                                 久冨 恭子 ・村田 あづさ

 いつも山口県の発展と住民の安全と福祉の向上のために、ご尽力いただきありがとうございます。
私たちは、「未来につながる生命(いのち)を育てる会」という、子育て中の母親を中心とした集まりです。
東北地方太平洋沖地震が2011年3月11日に発生しました。この地震で被災された方々に対し、胸がつまる思いでいます。その後、福島第1原子力発電所の事故が起き、放射性物質は、現在、日本だけでなく世界中で検出されています。二井知事は、震災後、数々の対応をされ県民として心強く感じました。
今回の事故により、福島県だけではなく、東北・関東を中心に広範囲で、放射性物質が検出され、水や原乳、野菜などが汚染され、出荷制限が相次いでいます。放射能が人体に与える影響や危険性には、安全な数値などなく、微量でも長期にわたって、特に子ども達が大きく影響を受けると言われています。
私たちは子どもを持つ親として、また、これから子どもを育てていく大人として、やはりこの現実から目をそらすことはできません。
現在、山口県は、上関原子力発電所の計画を容認していますが、この状況を見て、どのようにお考えでしょうか?「絶対安全です。」と言われた電力会社の言葉が全て覆されました。今後どんなに安全な基準を想定して、設計・運転しても、それを管理するのは「人」であり、今後、今回の様な未曾有の震災といわれている以上の自然災害が起こりうる可能性は、ゼロではありません。
目の前に起きていることは、他人事ではありません。現実であり、小さな島国である日本の中で起きていることです。事故後25年経ちましたが、チェルノブイリ周辺に住む人々の状況は深刻です。私たちは、自分たちの未来について、とても不安です。知事の掲げる「県民の安心・安全を重視して住みよさ日本一の元気県山口をめざす」の言葉は、今、どこにあるのでしょうか。
私たちは、自然豊かな山口県が大好きです。そして、これからもずっと山口県で安心して、子育てをしていきたいと願っています。山口県知事として、本当に県民の将来をお考えいただけるのであれば、危険な原子力発電所を作らせるべきではありません。知事に与えられた権限を行使され、原子力ではなく、もっと安全で持続可能なエネルギー政策を推進するよう、国に対しても働きかけていただきたいと思います。希望あふれる子どもたちの未来のために、正しいご決断とさらなるご尽力をぜひともよろしくお願いいたします。

  申入れ事項
1、 福島第1原子力発電所の事故による山口県内の放射性物質の汚染について、詳細な検査の実施及び結果の速やかな公表を求めます。
2、 上関原子力発電所建設に対する県民全員による投票やアンケートの実施を求めます。
3、 上関町田ノ浦の公有水面埋め立て許可の取り消しを求めます。
4、 上関原子力発電所の建設計画を白紙に戻すよう中国電力と国に対して要請することを求めます。
5、 原子力発電ではなく、山口県の自然を活かした持続可能なエネルギーへの転換を求めます。
***************************以上****

転載歓迎です。山口県・広島県のお母さんたちの思いを届けたいので、みなさんご協力お願いします。

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