半農半菓
県知事への申し入れ
2011年4月30日
先日27日、上関原発の白紙撤回の申し入れをするためにお母さんたちが県庁に集まりました。
集まったのは、150人くらいのママ、パパ、子どもたち。
県内15のお母さんたちのグループ。
そして今回の申し入れの賛同者は、わずか一ヶ月の間に、3679人集まったとのこと。
声を出してくださったみんな、
集めてくださったみんな、
ありがとうございました。
その思いと祈りと共に、
お母さんの代表たち30人が、申し入れを行いました。

下のロビーでは、子どもたちがバルーンアートで遊んだり、
シャボン玉、絵本、風車、・・・と和やかな空気がただよって、
よくある抗議行動とはまったく違った雰囲気。

残念ながら、県の回答は、いつもどおりというか
「国の動向を見守る」とか「電力会社の責任」とかの常套句で終わったようですが、
県民の声を集めて国に働きかけるのが県の役目では?

ただ僕は思います。
一見、なにも変わらなかったように見えるけど、
日頃な中々声を出さないお母さんたちの声がこれだけも集まったこと。
県の人の応対がこれまでと違ってきたこと。

集合意識が大きく変化しつつあることの小さな現れ。
やがて大きくぐるりと反転していくのは、ほんとに間近かもしれません。
そしてその最後の一押しを押すのは、
今日の誰かの一歩かも。

だから今日も、
日々の当たり前の暮らしの中に、
自分なりの答えを生きていきたいと思うのです。

そしてもう一つ。
集まりの最後に、すてきなフラで「ふるさと」を歌ってくれたmanaさんが、
素敵なことを言ってました。

それは
「からだの声に耳をすます」ということ。

こういう外に向かって動くときなら尚更、
からだの声にしっかりと耳を澄まして、
自分のリズムを崩さないように。
自分の呼吸を乱さないように。

内をおろそかにして外に向かっても、
いいものは生まれないということだと思います。

時代が、価値観が、
大転換していく稀有の時代。

それをしっかりと感じることができた素敵な一日。

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