半農半菓
ワカメ狩り
2012年3月27日
岩の根本にワカメがたくさん
岩の根本にワカメがたくさん
これ全部ひじき
これ全部ひじき
これ全部、牡蛎
これ全部、牡蛎
小粒だけどどこのよりうまい天然牡蠣
小粒だけどどこのよりうまい天然牡蠣
40キロ×2
40キロ×2
直径70センチの大型ザルにいっぱい
直径70センチの大型ザルにいっぱい
メカブと切り分けて
メカブと切り分けて
一瞬で緑色に
一瞬で緑色に
よく洗って
よく洗って
「おうちえんで使うワカメ取りに行くか?」とOさんから連絡があって、
2週連続で連れてってもらった。
浜辺で流れ着いたワカメとか採って食べたことはあったけど、
本格的なワカメ狩りは初めて。
上関の外海側のきれいな岩瀬。
急な崖を降りていく、地元の一部の人しか知らない場所だ。
昔は大潮ともなると、たくさんの人が取りに来てたらしいが、
その場所を知る人たちは、いまではみな年をとってしまって、
重いワカメを担いで、その急な道を登れないらしく、
今ではそこに取りに来る人は、ほとんどいないらしい。
なるほど、ついてみれば、そこは手つかずの恵みの宝庫。
足元の岩には、ヒジキやアオサがぎっしり。
小粒のカキがぎっしり。
ワカメもあっという間にバケツがいっぱいになる。
これが本来の海の恵みの姿なんだなと、感動!した。
背負いかごに満載のワカメの重さはたぶん40キロは越えてたと思う。
それをかついで超急な坂道を登っていくのは、
なるほどこりゃ、年寄りには無理だ。
一瞬でも気を抜いたら、後ろにひっくり返りそう。
ぜえぜえ言いながら、上までたどり着き、帰って今度は湯がいて、干して。
おうちえんのお母さん方などにも配りまくって、それでもおうちえんの1年分に余りあるワカメだ。
干してるとあっという間に小さく硬くなるんですが、これポリポリするのがまたおいしくて(^^)
おうちえんの子ども達とつまんでは食べている。

3.11から一年。
人のつくったものの後始末と復興にはとてつもない日数がかかりそうだが、
海や自然はもうその本来の姿を取り戻している。
福島近海を除いては・・・。

上関と福島を思うとき、
今、こうやって豊かな海の恵みを満喫できることのありがたさを思わずにはいられない。

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