半農半菓
収穫祭
2007年12月3日
よく入ったよ、40人
よく入ったよ、40人
我流の神棚
我流の神棚
「秋は終わったかね?」
「いやあ、まだ黒豆の脱穀が残っちょるんよ」
ここらの農家どうしの、収穫時期のあいさつだ。

我が家の秋もようやくほとんど終わって肌寒くなった日曜日。
毎年恒例の収穫祭を我が家でささやかにおこなった。
一応、一年の実りとみんなの健康に感謝をこめて、という意味を心の中では持ってるのだが、特に集まった人たちと何かをするわけでもない。
一人一品持ち寄りで、来たい時に来て帰りたい時に帰っていただくというだけなのだが。
ささやかにといっても、昼夕あわせて60人近くがせまい我が家に集まった。
昼時だけでも40数人。
よく一部屋に入ったな・・・。
それぞれが持ち寄ったごちそうをほっぺたが落ちるほど堪能したよ。

朝みんなが来る前に、ささやかに神棚の前に家族で礼をする。
前住んでた人が仏壇にしてたと思われる棚を神棚に変えて、自己流に変えた神棚。
僕は無宗教なんで、ほんと我流。
改装してて神棚にした時、閃いて、日月火水木金土を祭っている。
自然界の構成要素だ。
「おお、一週間ってのは、意味深いな」と一人思ったもんだ。
ちなみに、日(鏡)月(水晶)火(ろうそく)水(水)木(榊)金(いろんな山で拾ってきた石)土(田んぼの土)をかざってる。
ただし、思い付きだけで信仰心のかけらもない僕は、神棚をそうじして手を合わすのは、この日と旧暦正月だけ。
日頃は水もカラカラ、木も枯れて、ほこりだらけ、子どものプラモデルやら作品置き場になってるんだけど・・・(^^;)
この日は朝から埃を吹き払って、野菜や米もお供えし、
一年分の感謝をまとめて、宇宙とこの土地にお礼を言った。
でも僕がほんとにお供えしたいものは、日月火水木金土だけでは未完成。
この日来た人たちの交流。朗らかな話声。
山に響く子どもたちの笑い声。目の輝き。
声は風。
日月火水木金土に風と人が集まって、
我が家の感謝の祭りは暮れていった。
ありがとう。

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