半農半菓
自然農
2003年11月18日
耕さず、肥料もやらず、草も虫も敵とせず・・・・。
そんなお米のつくり方もあると聞けば、みなさん信じるでしょうか?

百姓から始めようと帰国して、
自然と調和しながらも食べ物をつくっていけないかと求めていました。
石油がストップしてもできるやり方。
最大限自然にあるものを壊さないやり方。
なにもなくても、誰でもできるやり方。
それでいて、なまけものの私にあった一番楽なやり方。

そんなとき、「自然農」という耕さない農に出会いました。
草や虫が生い茂る中に、稲がたくましくそびえ立つ。
生命の躍動がそのまま響いてくるような田んぼでした。
田んぼは耕すものと思い込んでいた私には、驚きでした。

農薬も除草剤も肥料もまかない。
それで1反に5〜7俵できる。
それどころか、年々土は豊かになっていくなんて。
これなら素人の私でもできると思いました。
何しろ耕さないから、道具は鎌と鍬だけで事足りるんですから。

6月、草ぼうぼうの田んぼの中に、そのまま苗を植えていきます。
スニーカーでもできる田植えです。
その姿を横目で見ながら、「そりゃあ、できるわけがなかろう」と近所の農家は言っていました。
そして、秋。
みなの心配をよそに、1反(たん)に5俵できました。

それから5年。
あいかわらずの、反5俵。
我が家の一年を支えるに、充分な実りです。

自分の家族の食べ物を自分でつくる。
どんな時代でも、世の中がどう変わろうと、できる農。
しかも草や虫たちと共存しながらなんて。
そしてなによりも、土に触れ、風を感じることで、自分がどれほど癒されていくことか。

なんという感動。
なんという喜び。

そして、今年も6年目の米づくりが始まります。

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