地球子舎(てらこや)
たびだちの会
2019年3月31日
    
    
てらこやを始めて3年。
4年生で入ってきたRとYが卒業のときを迎えた。
子どもたちの考えた、たびだちの会で送る。
親御さんたちも一緒に、うれしい涙がたくさんの門出の日となった。

てらこやとして、はじめての卒業生。
体も大きくなったけど、あどけなさの残る瞳の奥に、凛とした意志の力を感じるようになったこの頃。
てらこやでの3年間、
うれしい、楽しいもたくさんあったけど、
思うようにいかないこと、
おもしろくないこともたくさんあった。

毎朝、ミーティングでその日やりたいことを話し合って決める。
それだけが決まっているてらこやの日々。
「なにも決まってない」日々、
「なんでもできる」日々は常に、
「自分は何がしたいのか」
「どう感じているのか」
を問われる日々でもあった。

自分のありたい自分と、誰かのありたい自分。
ぶつかりすぎても、苦しくなる。
あわせすぎても、苦しくなる。
自分と他者のちょうどいいところを探す日々。
自分が強すぎる子は、誰かの気持ちも学んでいく。
自分を引っ込めすぎる子は、自分の気持ちを表現することを学んでいく。
そうして、
自分自身でいることを抑えて、まわりと調和していくのではなく、
自分自身でいることを通して、まわりと調和していく、折り合いをつけていく。

ありのままの自分らしく生きていく、その礎を気づくための今。
僕ら大人はそのサポートができているか、問われる日々でもあった。

中学校生活を楽しみにしてるY。
中学校には行かないと決めてるR。
どちらも素敵だと思う。

どうか、自分の在りかた、選ぶ道を自ら裁くことなく、比べることなく、信じて進んでいくことを心から願ってる。
旅立って、そして羽ばたいておいで!

by あつお

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