地球子舎(てらこや)
川下りキャンプ
2019年9月13日
2年ぶり、2回目の川下りに行った。
康司さんと子どもたちとカヤックを漕ぎ、南桑から、錦帯橋を目指す一泊二泊の旅だ。
今回のメンバーは7人。今回はカヤックが得意なベテランの子たちがいない。
どんな旅になるのか僕は楽しみにしていた。初参戦なのは、7人中3人。
朝のミーティングの時から、ヤナにかからないように頑張る!と言っていた。
経験者からその存在を聞いていたようだった。
(ヤナというのは川を横断するように設置された漁をするための竹製の仕掛けで
カヤックがギリギリ通れる幅しかあいていない)



川のコンディションは最高。天気も暑いくらい。
康司さんから川の水や流れに関するレクチャーがあり、川下りが始まった。
先頭はT。開始早々、ヤナがあった。
おじさんが作業していて、どこに通り道があるか判断しにくかった。
どこ?と言っている間にみんなの間隔がつまっていった。
こっちだ!とT。おじさん側に通り道があった。
ドドドーっと団子状態になってヤナを抜けた。
怒鳴るおじさん。
MとHは間に合わず、ヤナにひっかかって転覆。
康司さんが助けに向かう。
2人とも何とか自力で起き上がるが、Hの水筒が流される。
おじさんは一気に通るんじゃない!と怒っていた。
これじゃあ通れないと康司さん。
Hは走って追いかけるが、水筒はどんどん流されていく…。

その後もハプニングが続いた。
場所はやはりヤナの周辺だ。
ここは流れが急なうえヤナの位置がとても悪かった。
それに、ヤナを抜けたら必死に漕いで橋に当たらないように抜けないといけない。
ここで、Aが転覆。僕も転覆した。(一緒に乗っていたU、ごめん。)
転覆するたび、誰かの水筒や荷物が流されていく…。

結局、流されてしまった水筒や荷物はサオや
みんなの注意深い目のおかげで全て回収することができた。



そんな出来事がある度に、みんなの真剣味が増していくのを感じた。
みんなが川に向きあっていた。

途中、飛び込みのできるポイントがあって、みんなで思いっきり飛び込んだ。
みんなの弾けるような笑顔が心に残った。
僕も思いっきり飛び込んだ。
確認はできないが、弾けるような笑顔だったと思う。(内心ドキドキしていたが‥)



野営地につき、テントをたて、うどんを食べた。
毎回手際の良さには驚かされる。
まだ明るいうちに食事を終えて、もうひと泳ぎした。
暗くなると肝試しをして、火を囲んだ。
星を眺めながら色々な話をした。とても心地の良い夜だった。

二日目は、サンドイッチを食べて、お昼のおにぎりを握って出発した。
前日に比べると驚くほど順調に進んで行った。
みんな川に親しんで、どんどん自由になっているように感じた。



お昼には目的地の錦帯橋に無事に到着した。

今回の川下りの旅、僕にとってはとても良かった。
川を下るに連れて、自然に親しみを感じるに連れて、
子どもたちも、僕自身も変わっていったように思う。
素直に物事を認められるようになった。
そんな機会を与えてくれた地球子舎と康司さんに感謝したい。

ふっくん

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