地球子舎(てらこや)
対話
2020年5月25日
尊敬する友人は茨城で原発に関わる県民投票の運動に携わっている。
その友人が対話が成立することの難しさをしみじみ嘆いていた。

「もう大人は難しい。残念だけどできないの。対話にならないんだよ。
こどもたち!対話ができるこどもたちを育てないとだめだ。
対話ができる人を育てて〜!!」

てらこやのミーティングもひとつの対話の場。
日々繰り返されるミーティングだけれど
責められた気持ちになって泣いてしまう子が出たり、
自分の意見が通らなくって怒りが出たり、いじめられてる気持ちになったり。
そんなこともよく起こる。
そうだよね、
現象をシンプルに見ることはわかっていてもどうしても感情が乗っかってしまう。
善か悪か、正しいか正しくないか二元論に陥ってしまいがちになる。
「ただ聴く」、「受けとめる」「第3の道」「WIN WINの関係」なんて
言うは易しで実際は大変だ!!
少しずつ、一歩一歩、段階を踏みながら対話を重ねていく。



わたしも司会やファシリテーターの役割になるとまだまだ疲れてしまう。
心を凪のように静め、肚に力を込め、遠くにある理想のゴールを見つめていないと、
すぐに自分の感情やジャッジの嵐に巻き込まれてしまう。

真の対話ができるって、ほんとすごいことだ。
自分を深く知り、他者とまっすぐに出逢い、そして世界を創造していくということ。

てらこやにとってミーティングはとても大事なものだったが、
いやいや、わたしたちは毎日未来への架け橋を培っているということか!!
友人の叫びで、はっとさせられた。
ちなみに彼女は早速、茨城の自分の場でこどもたちとの対話の時間を始めた。さすが!

「ミーティング、いやだー」「今日は長くないといいなあ。」「司会、緊張する〜!」
さあて、今日もミーティング。
みんなで未来を紡いでいこう♪



対話が育っていくのに、なによりも大事なのはその「場」のもつ力だ。
技術ではない。マニュアルでもない。言葉でもない。
在り方というか、風土というか、文化というか、
時間をかけて積み上げていく目に見えない「場」の力。

まぁみん

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