地球子舎(てらこや)
遠泳〜Iのチャレンジ〜
2020年7月22日
6年生のI。
2年生で出逢ったときから水が苦手で、
水に顔をつけることにもとっても勇気が必要だった。
そんなIも、去年はちょっとだけ顔をつけられようになり、
浮くことができるようになった。
あんなに水を嫌がってたのに、それだけでも快挙!

6年生になり、「中学校に行ったら水泳があるから。」と
海に行くたび、みんなが遊んでいるときも、ひとりでじーっと海の中に立つI。
水面を見つめ、顔をつける練習をしようとしているのがわかる。
寒くなって震えながらも上がろうとせずに、ひたすら立っている。


 
Iは頑張り屋さんだ。
苦手なこともやるぞ!と決めて、自分でやる気スイッチを押したら
逃げずに最後まで立ち向かっていく。そして成し遂げる粘り強さがある。
今までも、そうやってひとつずつ、自分の枠を壊し、世界を広げてきたI。
今度は泳げるようになること、
遠泳にライフジャケットなしで挑戦することに決めたんだ。
Iスイッチが入ったな。

練習開始!スタッフが入れ替わり立ち替わり、練習に付き合う。
水に顔をつけること、呼吸の仕方、泳ぎ方、息継ぎして泳ぐこと、背浮きに立ち泳ぎ。
梅雨に入ると「今度はいつ海に行けるかな?」と何度も聞いてきた。

遠泳前日、10mは息継ぎをして泳げるようになった!!
けれど自信なさげなところもあり、
ライフジャケットなしで1.5Kmに挑戦するのは難しいライン。
そこで50mを目標にして、当日を迎えることに。

当日朝、「車の中でもずっと息継ぎの練習をしてきたの。」とI。
 
緊張している。

さてさて結果は?



なんとすべてライフジャケットなしで泳ぎ切った!!!
 
疲れたら背浮きをし、休憩し、ゆっくりゆっくり自分のペースで。
陸に上がったときはふらふらして歩けないくらい。(←I自身、びっくりしたそう)
Iの全力を出し切った姿にみんな感動をもらいました。

応援にきてくれたお母さんの一人が、
「Iって去年遠泳始まる前のミーティングで泣いていた子ですよね?」
と聞いてくれた。
そうだった!泣いてたよ。
5年生の時は怖くて、緊張して、泣いていたよ。
それを思い出したら本当に感慨深かった。
 
I、おめでとう!!!
あなたのように全力で挑戦する力があれば、
もうどんなところにいっても大丈夫!



みんなに勇気をくれたよ。
感動したなあ。
I、心からありがとう。

 まぁみん

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