地球子舎(てらこや)
てらこや開校します!
2016年3月6日
知っている人は知っていると思いますが、
今まであえてHPにはださなかったのですが、
実は4月からおうちえんの小学校版をはじめます。
名前はオルタナティブスクール「地球子舎」。
「てらこや」と読みます。
場所は、おうちえん横のかやぶきの家。
そう、このブログが始まった12年前に改装を始めたかやぶきの家です。

開校までの経緯やいろんな想い、書くことはたくさんありますが、
それはおいおい書くとして、今日は「始めます!」の宣言です。
この一年スタッフを探し、親御さんとも話し合いを重ねながら、進めてきました。
初年度はいろいろ試行錯誤したいこともあり、おうちえんの卒園生にだけ声をかけたのですが、
1年生2名。
2年生3名。
3年生4名。
4年生2名。
男子5名、女子6名の11名の入学も決まり、なんとかいい形でスタートできそう。
おうちえん設立当初の個性的な面々も戻ってきます。
九州からこのために戻ってくる子もいます。
ワクワクするようなことがまた始まります。
詳しくは別に書きますが、
学校案内のリーフレットを添付しておくので、
興味ある方はごらんください。
(まだ挿絵未挿入のリーフレットですが。)


学校案内のリーフレットから開校にあたってのことばを以下に抜粋します。

てらこや開校にあたって

今、時代は大きく変わろうとしています。
それも驚くような速さで。
今の子どもたちが大人になるころには、大きく様変わりしていることだけは間違いないでしょう。
けれど、どんな社会、どんな問題に直面したとしても、そこにいる人たちにそれを乗り越えるための意志と智慧さえあれば乗り越えていけるだろう、と確信しています。

なぜこうなっているのかと問い直す力。
自ら考え、創り出す力。
自分を信じる力。
そして、お互いを理解する力。

それさえあれば、自らの道を切り開いて進んでいくことができると思うのです。
今の教育にも掲げられていることではありますが、実際にはその教育内容の多くが選択肢もなく課されるものとなっています。
そうした中で、与えられること、〜なければならないことに囲まれて、
自ら考え、問い直し、自分を、相手を感じるすきまがなくなっていないでしょうか。
つねに競争と評価にさらされて、他人の評価を基準に生きていくことを身につけていないでしょうか。
そうやっていつしか自分の心を見失っていく人のなんと多いことでしょう。
現代社会に蔓延しつつある無力感、喪失感、無関心、・・・。
人が、社会が、真に豊かに生きていくことのできる教育とは?
私たちは教育というものを、問い直し、国や誰かに任せるのではなく、考え、創りだしていきたいと思います。

やりたいことにむかうとき、主体的に生きるとき、人は生き生きとします。
自分を中心として外の世界と向き合うとき、心は安らぎ、躍動するのです。
自分自身でいられる人生は、とても豊かです。
心は本来自由なもの。
そして学びは本来楽しいもの。
知りたいと思う心、やりたいと思う心から、人は自然に学びたくなるものなのだと思います。
ここに新しい学校を創っていこうと思います。
そこは、自分が自分になるところ。
自然の中で、比べられることなく、強いられることなく、遊び、学び、
それを通じて自分を知り、自分を主体として他者や環境と調和して生きること、
創造的に自立して生きることを学んでいく学校です。
そんな日々の積み重ねの中で、子どもも大人も育ちあっていきたいのです。
その先にこそ、みんなが豊かだと思える世界が続くと信じて。

オルタナティブスクール てらこや代表  大下充億

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