地球子舎(てらこや)
ヨットに乗って姫島へ
2018年8月2日
行ってきました、ヨットに乗って姫島へ。
姫島は、大分県国東半島の先っぽにある小さな島。
古くから隣の上関にある祝島とも縁が深く、晴れた日にはそのとんがり山がよく見えます。
何しに行ったかというと、黒曜石を探しに(^^)
姫島は日本でも有数の黒曜石の産地、なかでも姫島のは独特の乳白色の黒曜石で、縄文時代の遺跡から、姫島の黒曜石がひろく西日本各地に運ばれていったことがわかってます。
で、天然記念物だから、勝手に取ったりはほんとはしちゃいけないのだろうけど、
浜を歩いて、たまたま見つけたりしたらいいんじゃないかなあとか勝手な解釈をしたりして・・・。
ヨットの大きさの問題で、行きたい子全員が行けたわけじゃないけど、
今回5人の子どもたちと1泊2日のヨットの旅をしてきました。
船がぎりぎり出せる風の中、出航!
映画の嵐のように大波小波で揺れまくるヨットの中、
僕も含め、ほとんどの子が船酔いの洗礼を受けて、ぐったり。
数時間後には風もほどよく収まり、帆を張って風を切って進む、これぞヨットの旅という展開になったんだけど・・・。
ほとんどの子は、気持ち悪すぎてそれを味わう余裕もなく、夕方姫島の港に到着。
けどまあ、着いたら元気になって、さっそく浜辺を探索。
なにしろ黒曜石のほんものを知らないから、それっぽい石を探しては、割ってみて、その断面から
「これ、そうじゃねえ?」
「いや、こっちのほうがそれっぽい」
という具合で、それぞれの石を見つけては興奮気味に持って帰った次第。
姫島は温泉もいい温泉があって、炭酸の強い公衆浴場が近くにある。
そこの店番のおじさんに取ってきた石を見せて鑑定してもらい、
たぶん黒曜石かも、的な石をいくつもゲットした(^^)
夕飯、朝と子どもたちが大人の分まで自炊で作ってくれたのだが、早朝エビ漁から帰ってきた船(姫島はクルマエビが有名)があって、桟橋の上から作業風景を眺めていたら、商品にならないエビをバケツ1杯もくれた。
ていうわけで、朝から超贅沢なご飯で腹いっぱいに。
そして、島の反対側、黒曜石の塊になってる景勝地へヨットで向かい、はじめて、ああ、これが姫島の黒曜石かと知った次第。
さすがにそこの黒曜石は天然記念物だから、触って見るだけにしたけどね。
温泉でも、港でも、島の人のほがらかな人柄とやさしさに触れることができて、
なんだか温かいものをもらったヨットの旅。
帰りもやっぱり何人も酔いまくってはいたけれど、
すてきな経験ができた旅だったかな。

By あつお

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