こびとのおうちえん
「ミンナの船」に会いにいく
2025年4月17日
去年一年間スタッフをしてくれた、たいがが、丸木舟で日本一周するプロジェクト「ジョウモンさんがやってきた」に、4/14出発した。(まずは、今年は、平生→明石)
今日あたり、伊保庄の浜を通過するかも!とあっきーに聞いた。
樹齢250年の杉の命を頂いて作ったという「ミンナの船」に会えるかも!
応援したい!
と、午前中伊保庄の浜にでかけた。
実際には、天気、風、潮の流れなどで、いつここを通り過ぎるかわからない。
それでも、一目会いたい。
浜に着くとすぐに子どもたちは、思い思いに遊び始めた。
おうちごっこしたり、海に入ったり、貝やビーチグラスを拾ったり、木の船を浮かべたり、お魚を見たり、浜に絵を描いたり。
ちほは、あっきーにさそわれて、浜に木を並べて作った船に乗って遊んでた。
けいごは、カメノテを取ってた。
ゆずきは、拾いものしてなんか作ってた。
心の動くままに過ごしてる感じだ。
わたしは、たいがの船が気になって、ずっと、船が来る方向を見ていた。
全然来ない。。。
お昼には、帰ってくるね〜と、キッチンスタッフには、伝えてきたのだけど。。。
子どもたちは、そんなことはお構いなしに相変わらずよく遊ぶ(^^)
そして、遠くを見てたら、粒みたいにさっきまではなかった黒い点が見えて、もしかしてあれか???!!!と心躍る。
いや〜、ずいぶん遠くだからわからないな。。。私の目は、あんまり見えてないし。
だけど、すこーしづつ、その点が動いている。
どっちに行くん??なんか、島に近づいたり、陸に近づいたり。。。
まだ、点。点に向かって叫ぶ。
「たいがー!」「こっちよー!」
河口を挟んだ浜から小学生たちがやってきた。
「何してるんですか?」
「わたしたちは、〇〇小学校の〇年生です。」「今、生活科の時間で生き物を探してます。」
わたしも、「平生のこびとのおうちえんからきました。」「今から、丸木舟が来るから、それを見たいと思って待っています。」
そんな会話をした。
彼らが去ったあとも、なんか船っぽいけど、まだ、遠い遠いそれを待った。
時々、ぼらが、ぴょんぴょん飛んだ。
そして、ちょっと時間もなくなってきたし、あっきーと相談して、もう少し車で戻ってみよう。こっちが、船に近いところへ移動してみよう。と、車に乗り込んだ。
その時。出発しようと運転席に乗ったあっきーが、「来た!!見えたよ!!」
それで、せっかく乗り込んだ子どもたちをまたおろす。ごめん、来たわ!
もう一回、浜に行くよ!!走って、いった。
そして、「たいがー」「こっちよー!!」「がんばってー」「じょうもんさーん」「かおりさーん」と叫んだ。
あっきーは、ちほに服を借りて、旗を作って振っている。
みんなで手をふる。
これは、もう待つしかない。というか、ここまで来たら待ちたい。
わたしは、叫びまくった。
目視できるくらい近くなった。
「来ちゃった〜!!」と叫んだら、あっきーが、うけていた。
こどもたちもエールを送ってた。
りっかも優しい声で「たいがー」と何度も言っていた。
船から手を降ってくれた。
そして、また、船は進み始めた。
「いってらっしゃ〜い!!!」

ああ、楽しかった〜。
大声出してスッキリした〜。
たいがにみんなを会わせられてよかった〜。
みんなにたいがを会わせられてよかった〜。
わたしも会えて嬉しかった〜。

そして、見送って、おうちえんに戻った。


夜、たいがからメールが来た。
応援の声、届いたよ。って。
目が悪くてすぐにはわからんかったけど、よっことちほの声と、あっきーの動きでわかった。って。
みんながいて、すごい元気がもらえたって。
風が強くて向かい潮だったけど、元気に漕ぎ続けられたって。

わたしは、次の日、声がカスカスだった。
よしみさんが、「よっこあるあるだね〜」って^_^;


by  よっこ

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