半農半菓
今はいつ?
2008年6月18日
「今日はいったい何日、何曜日なんだろう?」
田んぼの手を休めると、ふと思う。
朝、起きたら田んぼに向い、
昼ごろ、おなかが空いてきたら、帰ってお昼ごはんを食べ、
夕方、日が陰ってきたら、帰途に就く。
そしてまた次の朝、田んぼに向い、・・・。

今、店を休んで、朝から晩まで田んぼ三昧の日々。
こういう暮らしをする限り、年月日や曜日、時間というのは、あんまり綿密には必要ないんだなあと、あらためて思う。
そして、そういう時間の流れ方の、心地いいことといったら。

時間、日にち、曜日。
予定と段取りに追われていきやすい現代の生活。
昔は頭の中、段取りだらけで、こめかみの上の方がよく痛くなってたなあ。
意識が今という瞬間を離れるほど、ストレスが増す。
逆に意識が今に集中すればするほど、喜びが増す。
そこには相関関係があるようだと、数年前気がついた。
ストレスと喜びと。

時間とか予定とかから解放されれば、僕らはきっと、自分の時(とき)を取り戻す。
アフリカで感じたあの感覚。
なんで、あそこで味わう時間は、あれほど心地よかったのか、と考えるときがある。
それはきっと、ただ「今」を味わっていたから。

かといって、現代の日本、そして人と関われば関わるほど、
まして仕事をすれば、時間、予定、段取りは、否応なしに入ってくる。
その中で、「今」に集中すること。
ただ目の前のことに向かい合うこと。

そこに、幸せの秘密がありそうです。
僕も練習中。
もう何年も練習中なんだけど・・・。
でも、前よりはかなり、主体的に自分の「時」を味わえるようになりました(^^)

6月、お店の田植え休みも半ばを過ぎました。
でも、お米を作ること以上に、
大切なことをしっかり味わわせてもらう、大切な日々です。

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