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２年前、真の１歳の誕生日に作った木馬。
金物を使わずに、廃材とストーブ用の薪で作ったが、意外といい出来だった。
しばらくうちに遊びに来る子供たちの人気もんだったが、
やっぱ素人作り。
木の乾燥が不十分だったからだろう、木がやせて、
首がぐらぐらになってしまって、いつしかとれてしまっていた。
だましだまし使っていたが、それももう限界。
首がとれたまま、部屋の片隅に置き去りにされていた木馬ちゃん。

さてもうすぐ１歳の宙くん。
そろそろ木馬乗れるんじゃないかなと、やっと腰を上げたひまな親父。
その気になったら１０分で直っちゃいました。
なら、はよ直せよ、と言われそう。

４日後には彼の１歳の誕生日。
誕生日プレゼントにこの復活した木馬を、と一瞬思ってしまった。
子どもも４人目になると、こんなものなのか、親父って。
一瞬でも、手抜きが頭をよぎった親父を許して、宙くん。
それにしても何作ろうかな、彼には。