第3の道へ
2006年11月10日
どの人も家族のために、会社や人のためにと一所懸命毎日を生きています。
どの人も、家計が成り立たないことはしないでしょう。
どの経営者も、会社が成り立たないことはしないでしょう。
それなのに、国や世界規模でみると、成り立たないことばかりしているから不思議です。
たとえば、経済成長。
仮に、世界の資源消費が毎年5%ずつ拡大すれば、100年後には132倍に達します。
地球を132個、どこから持ってくるのだろうか、と思います。
仮に、世界の資源消費が毎年3%ずつ拡大すれば、100年後には20倍。
地球を20個です。
さらに現在中国やインドなど多くの国が、先進国の経済に追いつこうと必死です。
中国の人口は、日本の約10倍の12億人。
この人たちの消費レベルが日本と同じになるとどうなるのでしょう。
現在日本は世界の資源の約15%を消費しています。
人口が10倍の中国が日本に追いつくということは、世界の資源の約150%を消費するということ。
これは地球があと1個半必要だということを意味します。
自動車を例にあげて具体的に説明してみましょう。
日本では現在約7000万台の車があり、およそ2人に1台の割合です。
ところが中国では現在200人に1台の割合です。日本と同じにするには、100倍の量に増やすということです。
けれどもはたして7億台分の車の鉄やガソリンが地球にあるでしょうか。
もちろん問題は中国ばかりではなく、他の発展途上国も同じように経済発展を目指しています。
世界中のみんなが、今の日本人のような暮らしをするのは、無理!
小学生でもわかる計算です。
かといって、途上国の人に今のままの生活レベルでいろとは誰もいえません。
残念ながら、私たちがめざしてきた経済発展は、誰もが幸せになれるやり方ではありませんでした。
現状の経済が成り立つのは、一部の国(人)だけがより豊かになり、多数の国(人)がより貧しくなる場合だけ。
そんな世界は望みません。
市町村も同じこと。
よく、地域振興とか、町おこしとか言ってきましたが、どこかの地域が発展するということは、どこかの地域がさびれていくだけのこと。
決まったパイの中を、奪い合うだけのことです。
なんかわびしい競争ゲームですね。
そして実質は、日本の経済も、地方経済もすでに破綻しています。
そうでないように見えるのは、借金に借金を重ねてるからで、こんなこと、いつまでも成り立つわけがありません。
成り立つ方法はただひとつ。
経済規模を地域で自給できる規模まで縮小させること、
それはつまるところ、今の数分の一のエネルギー、資源で生活できる形に、
個人のライフスタイルも社会の仕組みも変化させること以外には成り立たないのです。
「ファクター4」(4分の1にしよう)
「ファクター10」(10分の1にしよう)
というのは、そういうことなのでしょう。
成り立たないレールの上に乗ったまま、いくら策を講じようが、間違いなくいつかは行き詰るのですから。
中国の人も途上国の人も、みんなが豊かになれるライフスタイル。
それはきっと、自然エネルギーをつかい、物も人も食べ物も地域で循環する社会。
このまま破滅的な消費社会を進むでもなく、かといって原始生活に戻るでもなく、
もっと別な道があるはず。
私たちは変化していく必要があります。
あなたが破綻と混乱を望まないならば、
エネルギーをなるべく使わない形に、生活を変化させましょう。
資源を循環させましょう。
食べるものをつくりましょう。
変化の源になりましょう。
喜びと平安に満ち足りた時を、きっとあなたは経験することでしょう。
どの人も、家計が成り立たないことはしないでしょう。
どの経営者も、会社が成り立たないことはしないでしょう。
それなのに、国や世界規模でみると、成り立たないことばかりしているから不思議です。
たとえば、経済成長。
仮に、世界の資源消費が毎年5%ずつ拡大すれば、100年後には132倍に達します。
地球を132個、どこから持ってくるのだろうか、と思います。
仮に、世界の資源消費が毎年3%ずつ拡大すれば、100年後には20倍。
地球を20個です。
さらに現在中国やインドなど多くの国が、先進国の経済に追いつこうと必死です。
中国の人口は、日本の約10倍の12億人。
この人たちの消費レベルが日本と同じになるとどうなるのでしょう。
現在日本は世界の資源の約15%を消費しています。
人口が10倍の中国が日本に追いつくということは、世界の資源の約150%を消費するということ。
これは地球があと1個半必要だということを意味します。
自動車を例にあげて具体的に説明してみましょう。
日本では現在約7000万台の車があり、およそ2人に1台の割合です。
ところが中国では現在200人に1台の割合です。日本と同じにするには、100倍の量に増やすということです。
けれどもはたして7億台分の車の鉄やガソリンが地球にあるでしょうか。
もちろん問題は中国ばかりではなく、他の発展途上国も同じように経済発展を目指しています。
世界中のみんなが、今の日本人のような暮らしをするのは、無理!
小学生でもわかる計算です。
かといって、途上国の人に今のままの生活レベルでいろとは誰もいえません。
残念ながら、私たちがめざしてきた経済発展は、誰もが幸せになれるやり方ではありませんでした。
現状の経済が成り立つのは、一部の国(人)だけがより豊かになり、多数の国(人)がより貧しくなる場合だけ。
そんな世界は望みません。
市町村も同じこと。
よく、地域振興とか、町おこしとか言ってきましたが、どこかの地域が発展するということは、どこかの地域がさびれていくだけのこと。
決まったパイの中を、奪い合うだけのことです。
なんかわびしい競争ゲームですね。
そして実質は、日本の経済も、地方経済もすでに破綻しています。
そうでないように見えるのは、借金に借金を重ねてるからで、こんなこと、いつまでも成り立つわけがありません。
成り立つ方法はただひとつ。
経済規模を地域で自給できる規模まで縮小させること、
それはつまるところ、今の数分の一のエネルギー、資源で生活できる形に、
個人のライフスタイルも社会の仕組みも変化させること以外には成り立たないのです。
「ファクター4」(4分の1にしよう)
「ファクター10」(10分の1にしよう)
というのは、そういうことなのでしょう。
成り立たないレールの上に乗ったまま、いくら策を講じようが、間違いなくいつかは行き詰るのですから。
中国の人も途上国の人も、みんなが豊かになれるライフスタイル。
それはきっと、自然エネルギーをつかい、物も人も食べ物も地域で循環する社会。
このまま破滅的な消費社会を進むでもなく、かといって原始生活に戻るでもなく、
もっと別な道があるはず。
私たちは変化していく必要があります。
あなたが破綻と混乱を望まないならば、
エネルギーをなるべく使わない形に、生活を変化させましょう。
資源を循環させましょう。
食べるものをつくりましょう。
変化の源になりましょう。
喜びと平安に満ち足りた時を、きっとあなたは経験することでしょう。