糸かけ曼荼羅
2019年3月10日
この春、糸かけ曼荼羅にはまってる子が多い。
糸かけ曼荼羅はシュタイナー教育で使われたのが始まりといわれてるけど、 板に円形に釘を打ち、素数の数ずつ糸をかけていくと、糸をかけ始めたスタート地点に必ず戻ってきて、美しい幾何学模様があらわれる。 板の大きさ、色、形、釘の数、糸の色、太さを変えることで、いろんな模様が浮かび上がる。 一日中やって、家に持って帰ってやってと、はまる子も何人も。 美しいものに触れること。 手を動かすこと。 これが一番の魅力。 だけど、知らず知らずその中に、足し算、掛け算、素数の概念が入ってるのがいいなと思う。 素数でなければ、曼荼羅がうまくいかない。 次にどう糸をかけるかを考えるために、一生懸命別の素数を探す子どもたち。 算数をただ習って、覚えていくよりも、 芸術の中に、美しさの中に、数と出会い、染み込んでいく。 算数の中の一単元で素数を習って知識としての出会いしかなかった僕からしたら、 美しさと感動とともに素数と出会うこの子達は、素敵だなあと思う。 by あつお |