らせんの階段をひとつあがった2年目のてらこやが始まった。
一人増えて、14人での新しい船出。
初日は、お母さんたちと子どもらが企画してのはじまりの会があった。
朝からお母さんたちが、台所で忙しく動き回ってる。
花のアーチでお出迎え。
みなで歌って、
ようこその気持ちを伝えて、
写真をとって、
お母さんたち総出での祝いの食事。
ちらし寿司に吸い物、天ぷら、ふきの煮物、・・・。
いろんな野草にタケノコ、フキ、・・・。
春の香りづくし。
美味しかったあ。
それぞれの親御さんが、できることを持ち寄っての心づくし。
振り返れば、あっという間の1年だった。
一見、なにも変わってないようで、全然違う。
それは、ときどきてらこやで過ごすお母さんたちが一番よくわかるみたい。
1年を一緒に過ごしてきたからこそ、できてきた子どもたち同士の関係の厚み。
みな、口々に、
「子どもたちの顔、全体の感じが初めのころと全然違う」
2年目が、それぞれの顔をさらにいい顔にするはず。
さて、2年目のスタートは、やっぱり「一年の計」から。
去年初めの「一年の計」を振り返って、
実現したもの、
まだだけどもう興味なくなったもの、
まだだけど今年の計に残すものにわけて、振り返り。
そして、今年の「やりたいこと」も、付箋紙が黒板を埋め尽くすほどの勢いだ。
「やりたいこと」
「ワクワクすること」
それを羅針盤に、自分の夢を、自分の人生を実現する力をつけていってほしい。
つけていくっていうか、ほんとは誰でも持ってるその力を見失わないように過ごしてほしい。
今年度も一年、流されることなく、押し付けることなく、
ただお互いのありのままを認め合える日々を送ってほしい。
たっぷりな時間の中で。
けどまあ、たっぷりなはずなんだけど、なんだかあわただしかった初年度でもあったかな。
なにを選んで、なにを選ばないか。
また大人たちとも、子どもたちとも、たっぷり話し合いながら創っていこう。
ふためぐりめの1年。