子どもたちは旅に行きたいと何か月か前から計画してる。
どうも関西まで行きたいらしい。
お金がいる。
どうやってつくるか、という話になって、
フリマに出店したり、親たちの話し合いに食事を作ったりして、ここ数か月幾度かお金を稼いできた。
けどみんなで行くとなると、まだまだ足りない。
「タケノコ、売れるらしいぞ」
僕の提案に乗ってきた。
農協に聞きに行く。
子どもたちがアポとって、聴いて、メモして。
僕はただの運転手。
となりの産直売り場でも、直接売れると聞いて、さっそく市場リサーチ。
「おお、これが500円!」
これなら俺らでも売れるんじゃないん?
子どもらの目がきらりと輝き始めるのがわかる。
火がついてきたみたい。
ワクワクスイッチが入った顔!
さっそく袋を用意して、女の子たちがポスターやしおりをつくる。
売り物にするためにいつもの10倍くらいの念入りさで丁寧に掘り上げてる。
サービスのぬかを小袋に詰めたり。
手分けして、きれいに袋詰め。
部屋の中が、活気に満ちている!
今日一日の子どもたちの団結力と勢いといったら、すごかった。
そして翌日いざ売り場へ。
朝8時に売り場に並べて、
10時ごろ、みんなで様子を見に行った。
ドキドキだ。
おそるおそる覗くと、
けっこう売れてる、売れてる。(^^)
みんなのうれしそうな顔といったら。
ほかの人達がだしてるタケノコもたくさん並んでた。
その中で自分たちのを買ってもらうために、U美とそらが交代で、お客さんに売り込んでる。
なかなか度胸あるね。
一生懸命てらこやの説明、旅のこと、たけのこのこと説明してる。
2人も買ってくれた。
そっけないおばさんもいたり。
いろんな大人がいることも知れてよかったね。
午後3時、売れ行きはどうか、僕が見に行った。
一本残して、ほぼ完売!
その一本も持って帰ったら、おうちえんの母Tさんが買ってくれて、正真正銘の完売!
おめでとう!!
3870円!
自分たちで調べて、掘って、包んで、売って、・・・。
なかなかいい経験だったね。
見てるこっちがうれしくなるほど、充実した一日。
さあ、この勢いははたして続くのか、明日以降を注視。
by あつお