にわとりたちの柵
2018年5月1日
ついにニワトリを囲うことになった。
ニワトリを飼いはじめて10年。 代は何度も変わったが、ずっと日中は完全に放し飼いできた。 それは自然農の畑と自由な鳥とのせめぎあいの10年でもあったのだけど。 去年生まれたこの子たちは歴代の鳥たちとちょっと違って、行動範囲が広すぎて。 最近、お隣さんの畑にまで侵入し、野菜を食べていることが判明した。 うちの畑に侵入されて、野菜を食べられまくるのも「コノヤロー」だけどしょうがないとあきらめてたけど、さすがによそ様の畑となると見過ごせない。 ついに柵で囲うことにした。 子どもたちが遊ぶ横をニワトリが普通に歩いてる風景や、そこらを歩いてるニワトリを子どもたちが捕まえてはやさしく抱っこしてる姿も見れなくなるのは残念な限りだけど、さすがにしょうがない。 とはいっても柵は200坪分くらいはある広さだから、そこらの自然養鶏場の運動場よりはだいぶん広いんだから、まあ幸せなほうだろう。 それに一番大きなメリットは、畑を柵で囲まずにまた近くに戻せること。 前はニワトリから野菜を守るためにおうちえんのまわりは畝を囲んだ網だらけだった。 その風景も好みではなかったし、それだけ網を張り巡らしてもどこかを突破されて野菜をやられるという繰り返しの8年だったことから、てらこやを始めたとき、畑を100m下の離れた土地に移した。 けれど今度は畑が離れすぎて、子どもや大人の意識から畑が遠のきやすく、これまた頭を悩ませていたところ。 てらこやの男子と、年長パパのYくんと全長120m分の柵をつくる。 男子たちがガンガン大人並みに手伝ってくれたおかげで、2日かかると思ってたところを半日で完成! ついでに頑丈な鉄製にしたので、ヤギのえんも柴犬のモモもみんなの放し飼いスペースに。 みんな走り回ってうれしそう。 もちろん、モモを放すときはニワトリたちは小屋に入っててもらうけどね。 そして翌日、 ついに網で囲うことのない畑がおうちえん、てらこやの目の前に帰ってきた。 いつも目の前に畑があるのは、やっぱりいい。 心が畑に通いやすい。 今年はしっかり畑に心も手もかけてあげれるかな。 |