半農半菓
バレンタインデー
2008年2月14日
15センチの特別ケーキ
15センチの特別ケーキ
今日はバレンタインデー。
娘の愛が、幼稚園の同じクラスの子にあげるからと、店のケーキを2つ持って帰らされました。
2つって・・・、
2人も本命がいるらしい。
最近の園児は、なんとも早熟というか・・・。
僕が小さいときは、幼稚園はおろか、小学生のときでさえ、
学校でただひとり、チョコをもらった男の子がいて、学校中のうわさになったというのに。
女子と話しただけで「あー、おまえ○○が好きなんじゃあ!!」と一斉に冷やかされる始末。
内心話したい子がいるのに、いかにも興味のない振りをするのに、必死だった記憶があります。
僕の小学校だけだったようですが、今考えれば、ある意味異常でした。

ところで、バレンタインでーといえば、ケーキ屋さんは大忙し!?
そんなケーキ屋さんも多いでしょうが、
欧舌は、特にバレンタインデーのためのチョコは用意してません。
チョコレートケーキの種類が多めになるのと、冬の定番生チョコがあるだけで、特にバレンタインデー!!!って感じの売り出しバンバンって雰囲気では、ぜんぜんありません。
期待してきてくださった方には、ほんと申し訳ないのですが。
昨年はバレンタイン当日にその生チョコさえまったくなく、ちょっとひんしゅくを浴びたので、今年はかろうじて今日の午後過ぎまでは切らさないように追加しました。
ま、よく知ってるお客さんはうちにチョコを求めてないと思いますが。
なぜバレンタインチョコしないのかって?

ただ単に乗り気がしないから。
すみません。

前もエッセイかブログで書いた記憶がなんとなくあるのですが、
うちは、季節ものは追わない主義です。
予約があれば、つくりますが、
バレンタインもハロウイーンも、売り手側がなんか無理やり購買意欲をあおっているようで・・・。
経済拡大路線に加担してるようでいやなのです。
実際、この2月というのは、商売屋で「28(にっぱち)」といわれるように、ひまな時期。
ケーキ屋の場合、1月の成人式が終わってからは、正月の反動でがくっとひまになります。
そして一年で一番忙しい3月を迎えるまでの間、冬にしてはちょっと落ち着いた時期なのです。
で、右肩上がりの売り上げを考える企業や店は、ここぞとばかりにバレンタインを利用するようになったのでしょう。
しかもチョコは日持ちが効くので、1月中旬からの一ヶ月間ひまな間にたっぷりチョコを仕込んでおくことができるというわけ。
バレンタインは、ケーキ屋にとってそれほどタイムリーに好都合なイベントだったのです。

ですが正直、5月から11月まではケーキ屋としては忙しくない時期なんですが、僕の場合、田畑の繁忙期なので、ほんとにゆっくりといろいろ作ったりできるのは、この1月2月だけなんです。
骨休みできるこの時期になんでわざわざこっちから販促して忙しくせにゃならんの?ってなわけで、バレンタイン、特にしない方針です。
あしからず。
とはいっても、やっぱりバレンタインデー。
今年も、日頃よりはかなりお客さんの多い一日でした。

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