半農半菓
意識的に生きる(16)   〜集合意識その1〜
2008年4月16日
「意識が現実を創る」
といっても、実はこの意識ってのがくせ者。
意識には、顕在意識(日頃意識していると思ってる意識)と
潜在意識(気づいていない意識)があり、
そしてさらに個々の意識とは別に(というか包む)「集合意識」という意識があるようだからです。
日頃僕らが意識だと思ってるのは、氷山の一角で、
その水面下には、何層にもなった様々なレベルにわたる意識の層があるわけです。
だから表面の意識、思いにだけとらわれていると、
思うようにならない、とつぶやくようになるのですが。
実は、表面、水面下すべての意識層が関係して、
僕ら個人の、あるいは集団としての現実体験が創造されている、
こう理解すると、日々起こってくるいろいろな出来事の意味が、よくわかります。
そして、それが望むものでないのなら、
どのようにしていけば、いいのかも。

魚が群れで泳いでる光景、テレビなんかで見たことあると思います。
まるで一匹の巨大な魚のように。
そして方向を変えるとき、一斉に一匹の魚のように身をひるがえします。
不思議だなあと、誰もが思います。

夕方の空を編隊を組んで飛んでいく鳥たちも同じ。

ジャングルにいる軍隊アリは、集団でライオンをも倒します。
誰も指揮をとっていないのに、軍隊のように統制されて、数万匹のアリが一斉にライオンに襲いかかって倒すのです。
そのアリは、溝などがあると、先頭のアリたちがつながって橋になり、その上を後続のアリたちが渡っていくといいます。
学者がどんなに観察しても、どこにもリーダーがいません。

これらを動かしているものが「集合意識」と言われています。
一万匹いても意識は一つ。
個体は個別ですが、「集合意識」がすべてを包んでいるのです。

迷路のネズミの実験の話、知っていますか?
迷路を作って、出口にエサを置き、入口にネズミを置くと、
ネズミは迷路の中をうろうろして、やっとのことでエサの匂いのする出口にたどり着きます。
最初のネズミは3時間かかりました。
次のネズミ、次のネズミ、…と実験していくうちに、どんどん時間が短くなります。
最終的には何匹目かで、ウロウロせずに最短距離で出口にたどり着くネズミが出てきて、
その後はどんなネズミも、最短距離で出口に向かいます。
一匹のネズミの体験が、全体の経験として蓄積されていくわけです。

続く・・・

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