もみの選別
2008年4月26日
さて、先々週、みんなで苗床をつくって、お米の種を降ろす作業をしたが、
みんなに教えるのは、基本として、自然農というやり方に沿ったやり方を教えている。 僕も最初はそうやって苗床に種を降ろして苗を育てていたが、 もうちょっと簡単に田植えができないかと考えて、 現在は、僕自身の田んぼに使う苗は、ポット苗というやり方で苗を育てている。 もみには、生育不良のものもあるので、 自然農の場合、水に入れて、浮かんだもみを取り除くのだが、 ポット苗の場合、一部は機械の田植え機でも植えるので、 発芽の精度を高めるために、塩水につけて、もみの選別をする。 普通の農家は、自宅で水に食塩を大量に入れて、卵が10円玉くらいに浮くぐらいの濃い食塩水にし、それにもみを入れて選別する。 僕はそこまではきちんとせずに、 毎年海に行って、海水で選別する。 水よりも確かな選別をするためなのはもちろんだが、 海は命のエキスが濃縮されてるので、それに種をつけるとなんか自然界のエネルギーをもらうみたいな気がするし、 塩がもったいないというのも理由の一つ。 けど、一番の理由は、 ついでに子どもを海で遊ばせることかな。 友達も誘って、子どもたちと海へ出向く。 毎年のことだが、子どもたちは最初興味しんしんで手伝うが、 最初だけ。 後はだいたいどこかへ消える。 選別はそれこそ30分もすれば終わるが、それで子どもらが帰るわけもなく。 半日、春の浜辺を楽しむ。 |