半農半菓
種おろし
2007年4月15日
種おろし風景
種おろし風景
土をかぶせる
土をかぶせる
ワラをしいて完成!
ワラをしいて完成!
4月15日、今日は田んぼにお米の種をおろす日だ。
毎年参加する人、今年初めての人、いろいろだが、今年も10個ばかりの苗床が出来た。
まずお米を水につけて選別し、
田んぼの中の草を刈り、
表面の草の根を取り、
土を平らにし、種をおろす。
そして土をかぶせて、草や稲わらで覆う。
簡単にいえば、それだけの作業。
いたってシンプルだ。
だけど、機械の田植え機で植える場合の苗作りは、
はっきりいって、工程が何倍にもなる。
自然農の場合、選別は水に入れて、浮かんだお米を取り去ったものが種籾になる。
それくらいの選別では、中には生えないものもあるが、大きく育った苗をとって、手植えするんだから、これで充分。
だけど、機械で植えるためには、欠株、生育のムラがあっては、後からの作業が面倒になるため、均等に完璧に生えそろった苗を作るために、濃度うん%の塩水に浮かべて選別し、数日間水につけて芽を出させ、そこで止めて、うんたらかんたら・・・・・。
まず種の選別からして、こんな感じ。
機械植えの米つくりから、最初に入ってたら、僕なんか、めんどくさーと思って、もう米つくりなんかしなかったかもしれない。
自然農は適当だから、ちょうどいい。
適当なだけに、ポイントってやつももちろんいくつかあるが、それはここでは省略。
とにかくこのやり方さえ覚えておけば、いつどんなことがあったって、米はつくれる!!
石油も機械もなくなっても、心配はない。
食べ物が常にあるっていう安心感は、とてつもない。
お金で米を買うことしか知らなければ、人は無意識にお金の奴隷になる。
生存に対する本能から、お金に対する不安感がいつも無意識につきまとう。
そこから解放されるって、すごい安心感と開放感なのだ。
これは味わった人しかわからない。
だから僕は今年も米をつくる。
そんな人たちもだんだん増えてきた。
社会は確実にそしてだんだんと、新しい時代へと入ってる。

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