半農半菓
KRYの放送
2008年5月28日
先日、KRYで我が家の米作りが紹介された。
耕さない米作り。
誰にでも気軽にできる米作り。
それを習いに来る人たち。
そんな視点から、食を考えるきっかけになれば、と取材の申し込み。

ここ4〜5年は、お店の方の取材はみな断っている。
テレビの影響は大きいので、店が載ると、一時的にすごいお客さんが増える。
でも、うちはもう今で充分だし、ペースが狂っちゃうので、基本的に断ることにしてる。
でも、こんな暮らし方、米作り、する人が増えていくのは大歓迎。
そういう取材なら受けることにしている。
ただし、お店は載せないで、という約束で。

メディアに載る時は、編集者の感性によって、表現は変わる。
が、今回取材に来てくれたZ氏。
いつもいい表現をしてくれる。

今回もすごい反響があったみたいで、
いろんな人から、感想をいただいた。
主人が共感してた、とか、いろいろうれしいメールもいただいた。
実は今日、運転中に携帯で話してて、パトカーに捕まった。(^^;)
止められ、窓越しにこちらを見た瞬間、
「あ、この間、テレビ観ましたよ!」と言われ、こちとら苦笑い・・・。
ついでだから、いろいろ米作りの説明をして差し上げた。
番組を見て、すごく共感してくれてたみたいだから、情状酌量か?とちょっと期待もしたが、しっかり切符をくださいました。

今回の放送は、種おろしだけだったので、
田植え、稲刈り、・・・と一連の絵を取りながら、次回の放送もあるようです。
そりゃそうだよね。
あの草むらだけ見たら、そんなんで本当にお米ができるん?
と思って当然でしょうから。

世界的な食糧危機の時代が来ようとしています。
食べるものがある、という安心感。
自分たちで自分たちの生きるのに必要なものをつくれるという自信と安心。
そんな個人、家族、地域のつながり、を取り戻すこと。
その先にしか、僕たちの望む未来は現れないように思います。
岩国の問題も、原発の問題も、そのほかのすべても問題も、根底にあるのは、お金!
僕らが、お金でしか生きるためのものを買えないようになってしまってることによって、簡単に、お金やエネルギーによって、コントロールされてしまうのです。
生きるのに最低限必要なものを手に入れる術を、自分たちの手に取り戻すこと。
そのための簡単な一つの方法が、自然農の米作り。
それをメディアが取り上げてくれる時代になったのだ、と、
あらためて嬉しく、こころ強く思いました。

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