ひまな親父 〜障子の話〜
2008年6月7日
我が家は一応古い民家なので、何枚か障子戸がある。
紙一枚で空間を仕切る。 明かりの入り方といい、漏れ方といい、あいまいさがなかなか風情を醸し出す。 意外と断熱もいい。 リフォーム当初、自分で工事してお金が浮いた分、素材にはいいものを使った。 障子紙もわざわざ広島の東急ハンズまで行って、なんたらっていう和紙を買って張った。 最初の頃は、眺めては「うーん、えー色や」と一人ご満悦。 だけど、そういうのは、最初だけ。 障子戸には天敵がいた。 我が家にやってくる、やんちゃざかりの子どもたち。 それでなくても、自分ちだけでも、数匹。 最初の頃は、ちょっと穴が開くたびに、こだわった修復というか、 星や月やいろんな形に和紙を切って、穴をふさいでいた僕。 しかし、子どもがいれば、きりがない。 子どもに穴を空けるなというのも、無理な話だし。 そのうち面倒くさくなって、大きく空いた頃に、一区画ごと張り替えだした。 和紙がなくなったら、また東急ハンズに行ったりして。 だけど、2,3年もたつと、・・・ ここ最近は、和紙ではなく、茶封筒を広げたものが使われてる・・・(^^;)。 おまけに下2段には、とうとうベニヤ板。 これは2年前頃、当時1歳だった真(まこと)くん対策。 彼が大きくなった今も踏襲。 2,3歳になって分別がついてくると、わざわざ穴は開けない。 だから、穴のない状態をキープして、小さな穴もすぐ修復してれば、そう大きな穴に発展することはないのだが。 だいたい穴が開くパターンは決まってる。 小さな子が、あやまってずぶっと指をつっこみ、小さな穴が開く。 穴があれば、子どもだったら覗きたくなる。 大人だって、銭湯だったら、覗きたくなる(^^)。 指先を入れてみる。 腕をいれて向こう側の子と握手するってのが、一パターン。 もう一パターンは、1、2歳の子。 小さな穴があったら、そこから、ビリビリと破きたくなるらしい。 こまめさのない家には、障子は不向きかも。 今日も一番下の宙(そら)くんが、新たな穴をつくり、顔や、手をだしていた。 こうやって被害は拡大する。 今、つかまり立ちして、横に歩く練習がマイブームな彼にとって、 邪魔な障害物でもあり、 手頃なつかまり棒でもあるようだ。 やれやれ。 ベニヤ板、もう一段上まで広げるかな。 |