石城山の頂にて
2007年5月17日
石城山と書いて、「いわきさん」と読む。
うちの店の裏手にある不思議な山。 8合目あたりには「神籠石(こうごいし)」とよばれる環状列石が、山をぐるりと取り囲む。 それは古代の神域だという神域説と山城説といまだ意見が分かれる。 僕はそのどちらもだったのだろうと思っているが。 この山頂付近には、なぜか何十もの祠や神社が立ち並ぶ。 そこからぽつんと離れた場所にひとつだけ、小さな社がある。 高日宮。 石城山の5つの峰のひとつ、高日峰の頂上。 ほかの神社はいろんな人が来てるようだが、ここだけはほとんどだれも来ないようだ。 アフリカから地元に帰って、高いところに登ってみたくて、石城山にのぼり、散策してたら、偶然出会ったこの社。 普通、神社には「○○○命」とか古事記に出てくるような神様の名前が御祭神として書いてあるが、 ここに祭ってあったのは、日神、月神、星神だった。 その透明さがなぜか気に入って、以来初詣はここに来る。 きのう持ち帰った平和の灯を、ここに奉納して、お祭りしたくなった僕。 勝手に我流の祝詞を唱え、ささやかに平和を祈った。 |