高専のスタードーム
2008年8月8日
母校、徳山高専。
毎年、11月には高専の文化祭、「高専祭」がある。 今年ののメインブースは、「プラネタリウム」。 その骨組みにスタードームを使いたいと、以前学生が訪ねてきた。 今日は、その組み立てを教えに久々に母校に赴く。 竹を割って作った15本の竹を、組み合わせて作るだけの簡単なドーム。 作業を始めて30分。 えいやっ!とみんなで持ち上げた瞬間、いきなりドームの形があらわれる。 だいたい、ここで、「おおーっ!!」と歓声が上がる。 そして、ここから残り5本の竹を編み込むのに、ちょっと頭を使う。 上、下、と交互になるように竹を通していくのに、訳がわからなくなるのだ。 人数がいればいただけ、意見が分かれて、 「ここは上だ」「いや、下じゃろ」とかんかんがくがく。 だけど、さすがは高専生。 30分後には、 三角形と五角形の幾何学模様が、現れた。 それがきれいに配置されて6つの星が並ぶさまは、美しい。 完成! 歓声! うん、みんないい笑顔だ。 ここから、これをプラネタリウムに仕上げていくのに、どう持っていくか。 ドームの形が見えたとたん、さっそくみんなの意見が飛び交い始める。 お、ここにも目が輝いてる若者たちがいた。 やっぱ、ものを作る、考えるってのは、楽しい。 10代のこの子らは、もう、モノづくりの喜びを味わってるんだなあ。 僕が、そんな喜びをほんとに味わったのは、ほんとアフリカから、だったかな? 高専の頃は、みんなが祭りの準備をしてても、それを斜め下に見ながら、バイトと遊びに明け暮れてた自分を思い出す。 うーーん、思えば、ずいぶん遠回りをしてきたもんだ。 まあ遠廻りも、よかったけどね。 高専祭は11月2日。 だったと思う(^^;) プラネタリウム、楽しみに見に行こう。 |