おーい、竜馬
2008年8月30日
世の中の
人は何んとも 言わば言え 我が為する事 我のみぞ知る 坂本竜馬 16歳のときの和歌だ。 事あるごとに、心の中でつぶやいてきた言葉。 今でこそ自然農だ、ひまな親父だ、半農だ、といってるが、 当初、いろいろな葛藤がなかったわけではない。 草の中に田植え中、道行く人の目。 田植えで店を一か月休んでるとき。 店を昼であがって、子どもたちと遊んでいるとき。 そして20代、会社をやめて、さまよった暗中模索の日々。 人と違うことをしてるとき、浮かんでくる こんなことをしてていいんだろうか、という罪悪感に似たようなもの。 どうみられてるんだろうかという不安。 何度つぶやいたろう、竜馬の歌。 10代の頃、読んだ漫画の本の中に見つけたその言葉は、 ずっと僕の胸の中で、繰り返されてきた。 先日、久々にその漫画が読みたくなった。 いつか、子どもたちが何気なく読まないかなと思って、 古本屋で買った。 「おーい!竜馬」 武田鉄矢原作、小山ゆう作画の名作(僕の中では)だ。 そこに描かれる竜馬や家族の生きざまが、実話だったのか、色づけされたものだったのか、 それはどちらでもいい。 ただその言葉にずっと勇気づけられてきた僕がここにいる。 子どもたちへ 若者たちへ ゆったりと大きく育てよ と、あらためて思う。 |