半農半菓
意識的に生きる(23)   〜マトリックス〜
2008年9月12日
マトリックス
マトリックス
「すべてはつながっている」
いろんなところで耳にする言葉。
その一方で、僕らの中には、モノも人もそれぞれバラバラで個別に存在するもの、という科学的知見からくる価値観が深く根ざしてもいます。
しかし、その科学の世界で、ここ10年次々と新しい発見が起こっているのもまた事実。
見えるものしか信じないという科学の世界。
しかし皮肉なことに、その科学技術の大幅な進歩の結果、僕らには見えない微細なエネルギーや素粒子、DNAの振る舞いを観察することができるようになりました。
それらの多様な実験の結果はすべて、「すべてはつながっている」という言葉が、比喩的な言葉でなく、文字通りの真実だということ、
すべてをつないでいるエネルギー場が存在していることを示しています。

「すべてはつながっている」という言葉を、
より身近に強力に信頼するために、
今回はその中の代表的な3つの実験を簡単に紹介します。

<実験1(ポポニン博士の実験)>
〜DNAが光の粒子(光子)にどう反応するか〜
光子はこの世界を構成している量子「物質」。
真空状態のチューブを用意して、中に光子がどう分散しているかを調べると、光子は一様に全体に無秩序に散らばっています。
この実験で人間のDNAサンプルが光子と一緒に真空容器の中に入れられました。
すると驚いたことに、DNAという生命を持った物体の前では光子はひとりでに整頓したのです。
僕ら人間を形成するDNAが、この世界を構築する量子物質に直接影響を与えるという事実。
容器からDNAを取り除いたとき、さらに驚くことが観測されました。
DNAがなくなれば、光子はまた元のようにいたるところに分散されるはずだ、と誰もが思っていました。
ところがDNAを取り去った後も光子は、まるでDNAがまだチューブの中にあるかのように、整然と配列し続けたのです。

<実験2(米国陸軍の実験)>
〜感情とDNAは両者が分離した後でもつながりを維持するのか〜
被験者の口内から細胞とDNAを採取して、被験者には別の部屋で一連の映画を見てもらいます。
映画は、戦争の場面やエロティックな場面、コメディなど多種多様で、何らかの強い感情を引き起こすようデザインされていました。
結果は?
DNA提供者が感情の「高まり」や「静まり」を経験すると、ほぼ同時に細胞とDNAは強い電気反応を示しました。
両者は数百メートル離れたところにいましたが、DNAはあたかも被験者の体内にあるがごとく反応したのです。
そして両者の距離をもっと遠くして、数百キロメートル離しても、結果は同じでした。
さらに驚くべきことに、細胞が反応したときの時間差を原子力時計で計測したところ、何度測っても、時間差はゼロ!つまり反応は同時に現れたのです。

<実験3(ハートマス研究所の実験)>
〜人間の感情はDNAに直接影響をあたえるか〜
人間の強い感情がビーカー内に閉じ込めたDNAサンプルに与える影響を観察したところ、
なんとビーカー内のDNAが形を変えることが確認された。
その後の実験で、意図が異なればDNA分子に与える影響も異なることがわかりました。

この3つの実験の結果をもう一度整理して考えてみると、僕らのこの世界の価値観念を吹き飛ばしかねない重要な事実が浮き上がってきます。
それは、
人間の感情はDNAに直接影響し、
DNAとその提供者が、同じ部屋にいようと数百キロ離れていようと、お互いつながっていて、
DNAは、この世界を構成している物質、光子の振動に直接影響を与えている。
ということ。
つまり、僕らの感情や意識が、この世界に影響を与えている。
たとえ遠く離れているものにも、この瞬間に。

そしてそれは、
この宇宙には、何かを他のすべてのものとつなぐ未知のエネルギーフィールドが存在することを示しています。

これは私たちの人生にどんな意味を持つのでしょうか。
文字通り、私たちはすべてとつながっているのだとしたら、
この世界に私に関係のないものは存在しません。
この世界に私に責任のないものは存在しません。
まして目の前に起こっている出来事なら、なおのこと。
私たちは単なる人生の傍観者でない。
人生に、世界に常に影響を与えている直接の創造者だということ。

想像してみてほしいのです。
今日あなたが恐れに心を乱されれば、
それは何らかの形で、この世界のどこかの光子を振動させ、配列させ、DNAを変化させていること。
今日あなたが喜びに心をふるわしても、
それは何らかの形で、この世界のどこかの光子を振動させ、配列させ、DNAを変化させていること。
あるいはもしかすると、
世界すべての光子とDNAに変化が起こっているかもしれない。
そしてそれはきっと、
喜びは喜びに応じた、恐れは恐れに応じた変化だと思うのです。

そしてもうひとつ、はっきりしたことがあります。
すべてがつながっているこのエネルギー場の世界では、
嘘も、隠し事も、何も通用しないということ。
私たちの心の内側のありのままが、世界に、周りに投影されるのです。
だから、子どもたちは、言われた言葉どおりではなく、大人の意識波動そのものを写し取って育つのでしょう。
だから、誰かに否定的な感情の波動をもてば、
それは伝わり、その人と本当にわかりあえることはできなくなるのでしょう。

でも逆に、そのことが真実だと知ることによって、
僕らは今まで以上に、自分の内側の感情、意識に意識的に意識を向けるようになるのです。
そしてきっとあなたも、ありのままの自分以外の自分でいることに、
意味を感じなくなるに違いありません。

科学の世界で日々発見され確認されつつあるこれらの現象が、
今後アカデミックの場で、どんどん主流を占めていくにつれ、
僕らの一般常識が大きく変わっていく日も、そう遠いことではなさそうです。


〜すべてはつながっている〜

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