半農半菓
竹を切りだす
2008年10月6日
蚊の多い竹やぶ
蚊の多い竹やぶ
付け根に切れ目を入れて
付け根に切れ目を入れて
返す手で、ナタの背でたたく
返す手で、ナタの背でたたく
今年から、田んぼを始めたM夫妻。
真夏にも夫婦仲良くはいつくばって、草をとり、
その甲斐あって、とってもいい出来。

そろそろ稲も刈り時なので、
今日は、はぜに干すときに使う竹を田んぼの横の山から切り出した。
はぜかけに使う竹は、真竹がいい。
太すぎず、細すぎず。
孟宗竹のように太すぎると、運ぶのも重いし、稲をかけるときに股が割れる。
そうすると、大風のときにくるっと回りやすくなる。
あまり細い竹はまた、強度がないし。

はぜの足に使う木は、ほんとは竹より杉とかがいい。
ワラでくくっても、すべらないからだ。
竹だとうまく節を使ってやらないと、たいてい、干してる間の雨で稲が重くなり、
節のあるところまで、竹が全体的に下がってしまうのだ。

竹の枝うちは、ナタ一本があれば、十分。
逆向けないように、ちょっと切れ目を入れてやり、
返す手で、ナタの背中を使って、枝をたたけば、きれいに取れる。
ナタは両刃のほうがいい、片刃だと片側の枝を打ちにくいのだ。
前、一緒に仕事をした大工の技を、盗んだウンチク。。

今ごろから、2月ごろまでに切りだした竹は、虫がつきにくい。
雨に当たらないように保管しておけば、何年も傷まない。

だから、稲刈り前の忙しい今の時期に、
竹を切りだす。

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