半農半菓
新規就自然農、Oさんの場合
2008年10月20日
最近、米をつくりたいという人が明らかに増えている。

定年Uターン組のOさん夫婦。
今年の田植えから、実習に来られて、稲刈りまで熱心に参加されていた。
半信半疑の田植え。
しかし、先日の稲刈りで、確信を持たれたみたい。

来年、自然農で夫婦分の米つくりを始めることを決めたらしい。
借りる田んぼを見つけたので、自然農でできるかどうか見てほしいという依頼を受け、
光市のその田んぼに行った。

ちなみに川口由一さんの唱えるところの自然農は、どんなところだって、お米はできる。
自然農でできるかどうかという問いには、できると答えたい。
ただし、そこの土地なりに。
そして、必要に応じて必要な助けをした場合、といっておこう。

だから、田植えと稲刈りには手はかかるとしても、
その間の草管理にどれだけ手がかかるかが、
自然農の米つくりを、楽で楽しいものにするか、
たいへんな思いをして収穫の少ないものにするか、決まってくる。

ちなみにずぼらな僕はどうしてるかというと、
いつもぬかるみがちな水はけの悪い田は、耕す。
不耕起で植えても、水を好む草が多く生えて、田植え後の草刈りに手がかかるから。
それから、砂地すぎて、水を入れても入れても抜けすぎる田も、耕す。
水が張れないと、草がたくさん生えてきて、やはり草刈りに手がかかるようになるから。

誰だって、楽したい。
作業がつらかったり、収量があまりにも少ないと、やっぱり喜べない。
喜べないから、続かない。

だから、楽な自然農を、楽にできるポイントってのがある。

Oさんは、ご年配ということもあるし、
そこらへんを判断したかったのだ。

そのポイントってやつは、次回書くとして、
Oさんが見つけてきたその田んぼ、まあまあいい田んぼだった。
島田川沿いの水はけのいい、3反の田。
水も取り放題。(ポンプ代はかかるが)
そのうちの5畝分を自然農の田にすることで始めるらしい。
まだ、かなりの面積が空いてるので、近くの方で一緒に始めたい人がいたら、紹介するよ。
光市三井木の下橋のあたり。

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