夢の技術たち
2008年10月29日
先日、関東からEくんが泊まりにきていた。
(20代の人を若者と書くような歳になってしまった・・・。) 彼は、中村隆市さんが主宰するスロービジネススクールに通っている。 http://www.slowbusiness.org/ そこで非電化工房の藤村靖之さんと知り合い、教えてもらった情報を教えてくれた。 なんと古くなったバッテリーを安価で蘇らせる方法があるらしい。 現在も何百万円もだせば、そういう機器があるとは聞いていたが、 藤村さんは、5万円くらいの材料で作ってしまったらしい。 モンゴルで現地の材料を使ってのことらしいが。 それがほんとうにそれくらいのお金で作れるのなら、すごいことだ。 今、自然エネルギーが注目されているが、 脱石油、脱電力会社のネックになるのが、どうしてもバッテリーだからだ。 その大きさと重さもだが、どうしても寿命が短すぎる。 そのためにかかるコストが、大きすぎるのだ。 だから、バッテリーの再生、もしそれがほんとうに実現可能なら、すごい革命的なことなのだが。 彼は、もっとよく藤村氏と話して、実現の可能性を探りたいと旅立っていった。 実は今までも、画期的な技術、革命的な技術の話は、 山のように耳に入ってきた。 だが、どれもいつの間にか消えて行ったり、 試作品や、小規模レベルで終わっている。 なぜか、市場に大革命的な形で、現れてこないのだ。 それは、市場原理という中での採算性の問題なのか、 それとも、そういうものがでてきては困る連中の策略なのか、 本当のところは、よくわからない。 ただ、僕らの手の届くところに現れてこない、という事実があるだけだ。 だから、手の届く所に現れたものしか、僕は信じないことにしている。 とはいえ、いろんな可能性の芽は、他にもたくさんでている。 一部紹介。 ◎ 電気が直流だったら、電気ロスが大幅に減り、電磁波もない (現在の交流は、大発電所、送電線ありきのシステム) だから、直流住宅の可能性 http://www.ecology.or.jp/w-topics/wtp23-0808.html http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0809/30/news091.html ◎ 田中優の講演で有名になったキャパシタ。 現在、小さなLEDやラジオを動かす程度なら、実用化されている。 http://www.nagatac.co.jp/ これは、けっこう使えそう。 けど、家庭の電力をまかなう電池としては、まだまだ大きさ、コストに課題がありそう。 下は、ソニーのバイオを動かすキャパシタ。 http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0410/06/news075.html けど、バイオ1台1時間動かすのに、4台分の大きさのキャパシタが必要みたい。 それと、値段が・・・・。 大量生産効果を期待したい。 ◎ 水から電気が作れる!? http://www.genepax.co.jp/index.html 実用化されれば、燃料電池どころではない、すごい話だが、 何かの圧力か、ただの詐欺だったのか、最近動向が立ち消えている。 現実的なもの、怪しいもの含めて、さまざまだが、 世界は確実に、永続可能なかたちに近づいている。 たぶん。 |