半農半菓
雑学大学
2008年12月6日
今日は今年最後の講演。
田布施の雑学大学で。
50名くらいの方々に。

ここのところ、お金のことを盛り込むようにしてるけど、
今日は題材もフリーで2時間、時間もたっぷりもらってたおかげで、
話したい内容をきちんと話すことができた(^^)

僕らの経済と人生の隅々まで浸透してる利子のシステム。
「モモ」を書いたミヒャエル・エンデはかつてこう言いました。

「現代の金融システムは、たかだか数百年で人が作ったシステム、その限界や不合理に気付けば変えることもできる。そのためには現在の貨幣システムの何が問題で、何を変えなくてはならないかを、皆が真剣に考えなければならないでしょう。人類がこの惑星上で今後も生存できるかどうかを決める決定的な問いだと、私は思っています。」

『エンデの遺言』より



本来存在しないはずの利子により。
競争が始まり、
経済成長は強制され、
経済格差は広がり、
時間を奪われている僕ら。
そして貴重な今という一瞬から、目をそらされている。

それをたぶん最大限わかりやすく話せた、と思う。
今までで一番。
そして、その巨大なシステムから抜け出すための有力な手段として、
「半農」という暮らし方がある。
その先に見えるのは、半自給的な社会。
自立循環型の経済。

講演後、たくさんの人から、手ごたえのある共感と反応をいただいた。
今の状況をつくってる根本の原因がはっきりと見え、それを解決する糸口なり光がわずかでも見えたとき、人のオーラというかエネルギーは透明感を増す。
みんなの前で話してると、その全体の集合エネルギーが、はっきりと伝わってくる。
不安の中でくすぶったオーラの中に、透明な、前へと前進しようとする意志の力がみなぎってくるのを感じる。

またひとつ、何かが前へと進んだ。
うれしいな、
たのしいな。

今日も、ありがとうございます(^^)

ページアップ