桃の節句
2007年3月4日
3月3日はひなまつり。
うちのひな祭りのケーキは、本物の梅の花がさしてある。 だけど、今年は異常な暖かさ。 例年よりも2〜3週間はやく花が咲き始め、 ほとんどの花が開きすぎて、ケーキに使える開きかけのつぼみを探すのに例年の何倍もかかった。 温暖化の影響か、気候の大きな変化をひしひしと感じる。 毎年思うが、桃の節句といわれても肝心の桃の花はまだ一か月先。 1月7日七草粥といわれても、七草はスーパーでしか買えず。 だけど、旧暦だと暦と行事はぴたりと合う。 ほんとの桃の節句は新暦の4月19日、桃の花、満開。 ほんとの七草は新暦2月24日、野を歩けば七草なんて簡単に手に入る。 明治になって、無理やり新暦になって、こんなことになったんだろうけど・・・。 僕らの生活から、季節感、自然が遠いものになっていったのには、新暦がおおいに関係してる。 だからうちの家には、旧暦カレンダーも置いてある。 旧暦を基本に生活すると、自然のリズムにぐっと近づく。 月の満ち欠け、自然の移り変わり、行事、節目・・・。 それはけっこう心地よい。 梅の枝を切りながら、そんなことを毎年思う新暦3月3日の桃の節句。 |