意識的に生きる(26) 〜増えるお金と減るお金〜
2009年5月13日
店によって違うと思うが、レジの中でたまりやすいお金がある。
うちの場合、10円玉と千円札がそれだ。 うちの店、基本的にレジのお金を合わせないからね。 お札のほうは、毎朝枚数をそろえるけど、 硬貨のほうは、少なくなってれば補充して、 あふれてくれば、減らすようにしてる。 十円玉というのはだいたい増えていく一方で、気がつくと溢れそうになっている。 ところが、 どうせ増えていく確率高いからと、十円玉を減らしすぎると、 かならず十円玉を補充する目にあうのだ。 「すみません、十円玉がなくなったので、両替してください」とスタッフからお呼びがかかる。 確率論からいえば、九割以上の確率で10円玉は増えていく傾向にあるのだが、 残りが少ないときに限って、なぜか9割以上の確率で10円玉が足らなくなる。 これは千円札も同じことが起こる。 この10年、観察してきて、ほぼ間違いない現象。 実になんてことない現象なんだけど、ここから導き出される仮説がある。 それは 「十分にある」という意識が十分にある状態を創り、 「足りなくなるかも、少ない」という恐れが足りない状況を創っている可能性がある ということ。 もしそうだとしたら、 10円玉じゃなくって、 一万円札にこの法則を応用してみたくならない? 当然、僕はそうしてる。 財布や引出しなど、いつも多めに現金を持って置くようにして、 そこのお金を使い切ったとしても、いくらでも補充がきくようにしてる。 どこから補充するのかって? 世の中から(^^) 僕の机の引出しにあるお金は限られてても、 世の中には、無限にお金があふれてる。 必要な時に必要なだけ、僕の財布に引き下ろされるようになっている。 ただし、この無限の銀行口座には暗証番号がいるけどね。 暗証番号は 「十分にある」という意識。 そうはいっても、その「十分にある」という意識になれない、という人は、 なにか、「それを持っていたらお金が入る」とか自分の信じれるグッズを使うのも手かもしれない。 一億円札だったか、一京円札だったか、数字を印刷したお札のグッズをつくってて、 それを財布の中にいれてると、お金が入ってくるとか言ってる人もいる。 いろんなところで講演してるKさんだ。 僕の知り合いも何人か、財布の中に入れてる。 僕自身それにはまったく興味はないが、 たしかに一理あるとは思ってる。 その人がK氏のいうことを疑わず信じている度合いによっては、 「私はお金持ちだ」「これでお金がはいってくる」と意識の深いところで、純粋に意識の力が働くからだ。 まあ、つまりは、それはK氏の一億円札である必要はなく、 紙切れに自分で書いたものでもいいし、別の何か信じれるものでもいい。 もちろんたくさんの現金でもいいけど、財布がかさばるからね。 だけど実は、「私はお金を必要なだけ十分持っている」という意識をもってれば、 グッズも現金も必要ない。 まあ、これを読んで、信じる信じないは本人次第。 うちの場合はだからかどうか、今まで10年店の運営も家計のやりくりも困ったことはない。 お金って、おもしろいね。 |