豪雨の爪あと
2009年7月21日
昨日の風の祭りを襲っていた集中豪雨をそのまま僕らが連れて帰った形になった。
今度はここ山口を襲った記録的な雨。 全国ニュースになった防府の土石流ほどではないにしろ、 ここらもいたるところ、停電、冠水、土砂崩れ。 うちの店周辺も川が決壊しそうになり、生まれて初めての避難勧告。 床下浸水の恐れがあるとのことで、 ひざ下の物をすべて机の上に退避。 幸い、決壊は寸前で食い止められたけど、 町中騒然の一日となった。 この春建てたうちの横のM邸も、トイレの下が川になり、 空いた大穴は、独立基礎のぎりぎりのところまで。 Mくんと半日かけて石垣を積みなおす。 田んぼの横の小さな川も氾濫寸前。 ほんの1か月前、記録的な少雨で、ちょろちょろ流れる水をすくい集めて、田んぼに入れていたのが嘘のような大増量。 日頃、ちょろちょろとしか流れてないのに、なんでこんな子供がたって入れるほどの土管が必要なのかと思ってたけど、 この日は、直径1メートルの土管からはじけ出る土砂混じりの水。 そして一夜あけると、川のカーブいたるところに、 えぐり取られた生々しい爪あと。 川の形が変わってしまってた。 日頃、目の敵にされる用水路のコンクリート三面張りだけど、 こういう10年に一度の集中豪雨を目の当たりにすると、 その役割もうなずける。 年々頻度を増す集中豪雨の中、 洪水対策と生き物たちの住処、共存できる治水対策が求められるね。 |