半農半菓
普通の人たちの力
2009年9月30日
9月25日、「山口県在住の母親たち」有志が、県に原発のことで申し入れ(お願い)に行きました。
http://www.oh-shita.com/slowlife/blog/465.html

それに参加したお母さんが、帰り道うちに寄られました。
県の方の対応がロボットのように同じことを言うだけだったと、がっかりした様子でした。

ですが、その後、別の男性と話す機会がありました。
今まで原発のことで何度も県に抗議や申し入れに行ったことのある方です。
テレビで報道された、お母さん方の申し入れの様子を見て、
「一般のお母さんたちが行くと、あんなに対応が違うんじゃなあ」とびっくりしてました。
その反対派の人たちが行ってたときは毎回、もっとのけぞった態度で、聞いてやっとんじゃあ的な聞き方だったらしいのですが、
テレビでお母さん方の申し入れを聞く職員の態度は、
ちゃんと聞く姿勢で真摯な態度だったと、その人は言ってました。
今までと違う動きが始まったことに、感動されてました。

お母さん方からすれば、物足りない回答と態度だったかもしれませんが、
それでも今までと比べると、対応は随分違っていたのかも。
そしていろんな人たちに、希望と共感を巻き起こしたようです。

反対派と賛成派。
祝島と中電。
えもすると、そういう単一的な構図に意図的に描かれがちだったこの問題。
お母さんたちの申し入れは、まったく新しいアプローチ。
斜めからのアプローチ。

現在、祝島の漁船やカヤック隊が阻止行動を続けているおかげで、
工事は中断されたままですが、
いつまでもこの状態を続けることもできないでしょうし、
この行動だけで原発問題が解決していくわけでもないでしょう。

もっともっとたくさんの声が、表にあらわれてくることを願います。
たくさんの想い、多様な意見、
いろいろな表現がでてくることを。
今までと違う人たちが、
それも地元の人たちが。

今月、吉岡すみれちゃんたちが今度は中電に申し入れに行きます。
中電や県に電話をし、自分の意見を伝えるのもいいでしょうし、
カヤックに乗る人も募集中です。
http://www.oh-shita.com/community/event/199.html

もっといろんな人たちが、原発はいらないという意思を持っているという世論が沸き起こってきますように。

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