波乱の稲刈り
2009年10月11日
今日は稲刈り講習会。
刈り方、束ね方、はぜ干しの仕方、などを説明しながら、いっしょにやっていく。 毎年はぜ干しの竹を組む時に使うわら縄の結び方で、みなひっかかる。 人によっていろんなやり方があると思うが、僕はとっくり結びを使う。 別名、漁師結びともいわれて釣針とハリスを結ぶ時とか使われるみたいだが、 簡単で強いので、僕は荷造りでもなんでもこれをよく使う。 簡単なんだけど、知らない人は最初頭がこんがらがるようで、 毎年、竹に向かって何度も練習する人が何人もいる。 こうして竹とワラでくんハゼ組は、大人が何人ぶらさがっても、びくともしない。 これくらいだと、少々の台風でももちこたえる。 今年はMくんの自然農の田での稲刈り。 去年ヒエだらけだった田んぼの中で、ほとんどヒエも抑えて、稲も上出来。 下の田で、子どもたちがつくってるのは、迷路。 一列ずつ縦横無尽に刈り進んで、普通に稲刈りさせてもすぐ飽きてどこかへ行く子供たちが、 夢中で延々稲を刈っていく。 できた迷路を小さな子たちがかけまわる。 毎年の恒例行事(^^) ところが、昼過ぎ、大人たちが黒豆の枝豆を食べながら談笑にふけってたら、 うちの真と宙(そら)がいない。 探すと、田んぼの真ん中あたりに黒い頭が3個4個。 稲の背よりも低い子どもたちが数人で稲を刈っている。 基地づくりらしい。 束ねもせず、刈り置いた稲の上を子どもたちは走り回り、一番チビの宙がそれを投げまわってる。 行った時には時すでに遅く、惨憺たる光景が・・・。 縦横無尽に散りばめられた稲を大人全員で拾い集めて束ねなおす、 そんな作業でその日の午後は終わっていった(^^;) とはいっても今日も、済んだ秋の空、 子どもたちの笑顔と笑い声がひびいて、 幸せな秋の一日が過ぎていったのでした。 |